新瑞橋校のブログ

雨中・・・ 自転車 ひた走る !

2021/07/15

名古屋市瑞穂区・南区・天白区の皆様

こんにちは

個別指導塾 ナビ個別指導学院

新瑞橋校でございます。

夏の風

   雨具したたりて

      心地よし          雅)

  

本日は 

小説の 一部を 切り取った様な エッセイ 

心に浮かぶ よしなしごとを シリーズです。

教室長の木村でございます。

 

午前5時5分

目覚ましの針は いつもより20分ほど過ぎていた。

当然 約束の時間より 大幅に遅刻

 

「約束していたからなぁ・・・」

その約束は  絶対というものではなかった。

自分の学びの 問題。

このまま まどろみ 布団にもぐりこむ事も出来た。

 

「ままよ 昨日も行けんかったし・・」

 

掛け布団を蹴り飛ばす

ネクタイもせず 上着だけを引っ掛け

最速で着替える。

  

「おっと 雨か ・・・小降り。いいや このままで 」

 

 ぐっと ぺダルを踏む

いつもの調子でいけば 自転車で 20分ちょい

ひたすら こぐ

 

待っている人がいる 

なるべく 早く着くように行く

 

こんな事がなければ こんなに必死にならないなぁ

ひたすらの自分の中に そんな心が ふと浮かんだ。

だんだん 雨の降りが 変わってきた。

出掛けは 霧雨が 終わりのようだったのに

頬に 雨粒を感じるくらいの降りになっていた。

 

「合羽 上だけでも 羽織ってきたらよかったか・・・」

 

自分の判断に後悔しながらも

つま先のぺダルに 力を入れる。

ハンドルの握りを強める。

 

ひたすら こぐ・・・。

  

メガネに水滴が増えてきた

その度に 体は火照り 太ももが悲鳴をあげ出す

 

降りは 強くなったのに

この身体に この雨は 妙に心地よかった。

夏を感じながら すっかり目覚めた身体が

自転車の加速度を上昇させた。

  

水しぶきをあげながら 滑り込ませるように

ブレーキをかける。

到着したのは 片付けも 終わろうとしている頃、

 

「雨の中 よく きてくれたね」

 

大遅刻なのに そんな 暖かい言葉に

本当に 申し訳ない気持ちになった。

 

やっぱり 来てよかった ! 

とたんに 嬉しさが こみ上げた来た。

心地よい・・・達成感

  

下着まで染み込み ズボンから雨水が滴り落ちているのが

気持ち悪いはずなのに まったく 気にならなかった。

 

※ なかなか えいやぁ と取り組みにくい 勉強も

自分で決意した約束 や 信頼している人に喜んでもらおう

とする心があると

取り組めるものですよね。実感しました。

自習室 開いてます。

来てください。

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