緑区で塾をお探しの皆さん、こんにちは
ナビ個別指導学院有松校です
昨春、ある私立中学校で下記の問題が出題されました。
「たね」という言葉は、実を表わす場合と種子を表わす場合があります。
ダイズとヒマワリのうち、まいた「たね」が実であるのはどちらですか。
6年生のみなさん、いかがですか?
ダイズやヒマワリの花のつくりを理解していれば、答えるのはさほど難しくない問題です。
ちなみに答えは「ヒマワリ」ですね。
ヒマワリはタンポポと同じ仲間で、1つの子房に1つの胚珠がありました。
ダイズの実はいわゆる「さや」の部分ですね。
1つの子房に複数の胚珠がありました。
この内容はしっかり身につけておいてほしい内容です。
ただし、この問題の答えは実は6年生ならちゃんと答えられる問題なのです。
下記の文章を読んでみてください。
アサガオなど、植物は実の中に種子があります。
これまで使ってきた「たね」という言葉には、
実を表わす場合と種子を表わす場合があります。
たとえば、ヒマワリやイネなどは実のことを「たね」とよんでいます。
この文章に見覚えがありますか?
実はこの文章は、名古屋市などの小学校で使われている理科の教科書「たのしい理科5年」(大日本図書)に記載されているのです。
すなわち、6年生のみなさんは5年生の時に学校で習っているのです。
私立中学入試の問題は、小学校で習うこととは無関係に出題されていると思われる方がいるかもしれません。
でも、実はすべて小学校で習う単元に基づいて出題されているのです。
特に理科や社会は、教科書に出てくる実験や観察、資料やコラムなどからの出題も多くみられます。
この機会に勉強の原点に返って、学校の教科書にしっかり目を通してみてはいかがでしょうか。
あっ、こんなこと習っていたんだという意外な発見があるかもしれませんよ!