藤が丘校のブログ

量と質のバランス。②

2021/09/26

名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。

清水屋藤が丘店3Fにある学習塾、ナビ個別指導学院藤が丘校です。

 

さて、前回のブログで、勉強の質と量を縦軸・横軸で整理してお話しました。

①勉強量も多く、質もよい。

②勉強量は多いが、質はよくない。

③勉強量は少ないが、質はよい。

④勉強量が少なく、質もよくない。

 

今回は③のタイプの勉強についてみていきます。

 

なんとなくイメージが沸くかもしれませんが、このタイプの生徒さんは女の子に多いです。

"ノートを綺麗にまとめるのが好き(得意)"という方ですね。

学校の授業ノートを見ても、黒板と同じ形で色分けしたノートが手元に残っているようなタイプです。

 

日本語にも「量より質」なんていう言葉があるくらいですから、一見するとこれはかなり良いことのように思えます。

実際、こういうノートをチェックで持って来られると、評価自体は高いものにせざるを得ません。

しかし、練習量を伴わない質の良さというのは多くの場合難しい側面をはらんでいます。

 

理由は単純で、たとえ習った内容については概ね正しい知識を修得していても、

その考え方を応用して新しい問題を解決することには全く別の技能を要するからです。

 

数学の公式を覚えて理解しただけでは数学の応用問題や入試レベルの問題は解けない、という状態をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

使い古された表現ではありますが、やはり「わかる」と「できる」は違います。

 

前回の記事では闇雲に量を積み重ねるだけではよくならないことをお話しましたが、

仮に努力の方向性が合っていても、やはり量が伴わないと効果は半減です。

 

結局のところ、勉強の質が良ければ量は少なくても良い、ということは無いので、

この両方のバランスが一番大事だということですね。

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