藤が丘校のブログ
2022/06/18
名東区・守山区・長久手市・尾張旭市の皆様こんにちは。
清水屋藤が丘店3Fにある学習塾、ナビ個別指導学院藤が丘校です。
子どもたちと話をしていると、「テスト勉強」=「問題をたくさん解くこと」が重要、という考え方は根強いようです。
もちろんそれは間違いではありませんが、一方で、ただ闇雲に問題を解くだけでは、
費やした時間に対しての効率はやや悪いと言わざるを得ません。
例えば、今回実際に生徒のテスト勉強用のノートを見させていただいた際に、
社会の問題演習をやっているものの、ほぼすべて赤で模範解答が書かれていた、というページを見つけました。
そのページについて生徒に尋ねると、「自力でやったらほとんどわからなかったので丸付けの時に赤で直しました」という回答が。
調べながら取り組んで、それを自力で出来たことにしていない、というのは良いことなのですが...。
当然、改めてそのページの内容を尋ねてみても、あまり覚えていませんでした。
社会の問題演習などはまさにそうですが、ある程度基礎知識が身についていないと、
そもそも問題演習を実施しても模範解答を写すだけになってしまう、というのが伝わるでしょうか。
ということは、問題演習をこなす前段階で、「基礎知識の整理・定着」の時間が無いと、
せっかく勉強していても、その大部分は効果的にはならなさそうです。
逆に、問題演習に入る前にそこが準備・確認できている方は、
「勉強にはいくつかの段階がある」ことを意識できている、と言えるでしょう。
実際に、テスト勉強の最初にまとめに取り組んでいた方もいらっしゃいました。
例えばこちらのノート。
これ、教科書などは見ずに、覚えていることを吐き出すつもりで書いたそうです。
それで案外覚えていたので、この次のページから理科と社会は問題演習を始めていました。
もし書けないことが多かったり、間違って覚えていた場合はそこを見直してから演習に取り掛かるつもりだったそうで、
この生徒は「問題演習の前段階の勉強」を上手く意識できている、と言えそうです。
一言に勉強する、と言っても、やるべきことや内容は生徒の状況に応じて変わります。
子どもたちが迷わずに勉強に取り組めるよう、周囲の大人が彼らの状況を整理してあげたいですね。