喜多山校のブログ
2021/11/17
喜多山駅近くの塾、ナビ個別指導学院喜多山校舎です!
だんだんと秋も深まり、受験本番に近づいていますね。
秋、といえば真っ赤に色づくもみじや黄色のイチョウが美しい季節。
今年の紅葉はご覧になりましたか。
天候不順のせいか特に「紅葉がバラバラ」だと今年は感じますね。
今でこそ、紅葉のメカニズムは科学的に解明され
人々は日照時間や気温による変化だと知っています。
しかし、昔々の人々は紅葉は
秋の女神「竜田姫」が木々を染め上げると信じていました。
では、なぜ、秋の女神は「竜田姫」なのでしょう?
平城京の時代、五行思想である
春=東、夏=南、秋=西、冬=北とされており
平城京の西にあった「竜田山」を秋の神として神格化したからです。
紅葉のように美しい着物をまとった容姿を連想されており
竹久夢二も題材として取り上げています。
現代では「竜田山」という地名は存在しておらず
生駒山地の最南端、紅葉で有名な「竜田川」の流域にあたるそうです。
この「竜田川」は、すぐにピンと来る人もいますよね?
「ちはやぶる 神代も聞かず たつ田川
からくれなゐに 水くくるとは」 (在原業平)
「嵐ふく 三室の山の もみじ葉は
たつ田の川の 錦なりけり」 (能因法師)
の2首は特に有名ですね。
ともあれ、紅葉から美しい女神を想像する
日本人の感性は大切にしたものですね。