三郷駅前校のブログ
2024/11/12
「暗記のコツや良い方法を身につけたい」 「記憶力を良くしたい」
きっとこう感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人の記憶について研究した「エビングハウスの忘却曲線」を紹介します。
この考え方を知れば、最適な復習のタイミングが分かり、
学んだ内容を定着させることも可能です。
せっかくの努力をムダにしないために、ぜひ取り入れてみてください。
「エビングハウスの忘却曲線」とは、記憶に関する研究を行い、
その結果を表したグラフです。
実験結果は以下のようになりました。
・20分後・・・節約率は58%
・1時間後・・・節約率は44%
・9時間後・・・節約率は35%
・1日後・・・節約率は34%
・2日後・・・節約率は27%
・6日後・・・節約率は25%
・31日後・・・節約率は21%
(「節約率」とは、一定時間が経った後、
もう一度覚えるのにどれだけ時間・回数を短縮(節約)できたかを指すものです。)
つまり、記憶してからの時間が短いほど、
節約率が高い=少ない労力で記憶を取り戻せたというわけです。
この研究から分かるのは、人は一度記憶をしても短時間で忘れてしまい、
1日経つとまた覚え直すには大きな労力がかかるということです。
一方、それ以降はあまり急激な変化はありません。
記憶を保つには、覚えてから1日の間が勝負だといえます。
誰でも忘れるのは当たり前ですが、こういった記憶のメカニズムを活用すれば、
効率的に学ぶことができるでしょう。