みなさん、算数は好きですか?
算数嫌いになる分岐点とはどこからなのでしょうか?
それは「割合」です。
この「割合」を習う時期は簡単な割合から習う小学4年生〜小学5年生です。
計算問題は順調に解けていた子でも、躓く可能性があるのが「割合」です。
なぜなら、算数において
はじめて読解力や暗記力が問われるようになるからです。 まず「4割6分というのは、46%なんだ」と理解しなくてはなりません。
そして「46%割引されるというのはどういうことか」
というのも考えなくてはなりません。
「投票率が57%だった市長選挙で42%の票を取ったということは
市民からどのくらいの支持を得ているのか」ということなども
割合の概念がないと計算が難しいですよね。
こうした概念は子どもには理解が難しいのですが
将来、大人になってからもビジネスの場で絶対に必要とされるので
しっかり身につけさせることが大切です!
以前は、嫌でも割合について頭を働かせなければならない場面が
生活の中にたくさんありましたが
ゆとり世代以降お店の価格表示は変わりました。
今は、バーゲンの価格表示など、割引後の値段まで書かれています。
子ども時代に基礎の反復学習を軽視していたことで
今はそれができない人が多いのが現実です。
ただ、
・「割引後の値段も書いてあるのだから困ることもない」
・「必要ならスマホの電卓機能を使えばいい」
という意見もあるでしょう。
しかし、価格交渉などビジネスの現場では
瞬時にさまざまな計算ができる人が有利なのは間違いありません 。
割合は生きていくためにとても重要なスキルだと思います!
買いものに行ったときなど、親子で学べる機会をつくれますので
しっかり身につけさせましょう!