冨士中・桜丘中・あずま中学区にお住まいのみなさまこんにちは!
ナビ個別指導学院徳川校の濱口です。
最近、国語の苦手な方のご相談を
よく受けます。
「うちの子、読解力が不安で...。」
というものです。
国語が苦手だと、
計算はできても、算数の文章題が苦手だ、
ということはよく言われますよね。
国語と算数というのは、
学問の基礎に当たる部分です。
AI時代になり、「読解力」「思考力」「判断力」という
用語がいろいろなところで用いられるようになってきました。
昔は「国語力」なんて言っていましたが、
もう少し細分化されてきたわけですね。
国(文部科学省)の方針が、これらを重視すると
いっているわけですから、話題に上ることも
増えてきているわけです。
では、読解力はどのようにして
身につくのでしょうか。
それには、いくつかのステップがあると
思っています。
今日はその①として「語彙力」について
お話しします。
本を読まない子どもたちが増えてきています。
デジタル化の時代といっても、
電子書籍でわざわざ小説を読むという
小中学生の方にはあまりお会いしません。
自然、言葉をどれくらい知っているか、
語彙がどのくらいあるかは、昔と今とを
比べると、今の方が低いと思います。
ただ、ここでいう「語彙力」とは、難しい
言葉をどれくらい知っているかではなくて、
「似たような言葉をどれだけ知っているか」
言い換えれば、「言い換える力」のことです。
最近の入試問題には、必ずといってよいほど
「論説文」が出題されます。
筆者が自分の意見を織り交ぜながら、
あることを説明していく文章ですが、その際に
筆者は自分の考えをいろいろと表現を変えて
説明していきます。それが見破れるか、ということです。
例えば、中3生の教科書に沿った問題の中に、
傍線部の言い換えを探す問題で、傍線の前に
「いわば」という言葉が出てきました。
これが=「言ってみれば」「つまり(いいかえの接続語)」だと分かれば、
答えは「いわば」の前だとわかりますよね。
これがスムーズにできることが「語彙力がある」ということです。
まずは言いかえできる言葉がないか、調べてみましょう!