豊田北校のブログ
2021/06/25
豊田市で塾をお探しのみなさん、こんにちは!
ナビ個別指導学院 豊田北校です。
今日は昨今ますます必要性を増している「自分の意見をもつこと」についてお話ししたいと思います。
そもそも今なぜ自分の意見をもつことが大事になってきているのでしょうか?
それは現代の時代背景によります。第二次世界大戦以後、昭和の時代までは車や家電などのモノが圧倒的に足りていなかったため、それを作っていればお金を稼ぐことができ経済が成長するという「正解」がありました。しかし時代が進んだ平成、令和の時代ではモノがあふれており、どのようなものが売れるという正解はなくなり、その正解を私たち個人が探っていく必要がある時代になりました。つまり世の中の社会人は上の人間に言われたことを真面目にこなすロボットではなく、常に自分の考えを持って発信できる人間になることが求められるようになったのです。こうした傾向は社会人だけでなく学生に対しても及ぶようになり、以下のような問題が出題されるようになってきています。
「あなたは死刑制度に賛成ですか?反対ですか?」
こんな質問をされたとき、あなたならどのように答えるでしょうか。実はこうした質問をする問題が中学高校英語、また英検の中で頻繁に出題されるようになっています。このような問題に対しては「私は死刑制度に賛成/反対です。その理由は3つあります。1つ目は~」というように回答していきます。一見簡単に思えますよね。
しかしこのような問題は、案外慣れていないと回答しづらいという特徴があります。なぜなら自分の考えを他人がわかるようにわかりやすく説明する必要があるからです。わかりやすく説明するためには、客観的なデータなどの"事実"を織り交ぜて説明する必要があります。例をあげると「私は死刑制度に反対です。なぜなら〇〇による△△年の調査によると被害者側の□□%が、加害者が死刑を執行された後も気持ちが晴れないというデータがあるからです。」のように自分の「感想」ではない「事実」を提示することによって自分の意見の説得力を増すことが出来ます。
ここまで見ていかがでしょうか。「難しそう、、」「自分にはできないかも、、」そんな声が聞こえてきそうです。
でも安心してください。今から日々訓練すれば必ずこのような問題も解けるようになります。訓練の方法は、日ごろからテレビやスマートフォンを通して様々なニュースに触れ、疑問に思ったことをネットで調べてみることです。これを苦痛にならない範囲で毎日することによって「自分で考えて、自分の意見を持つ癖」が付きます。ぜひこの方法を試してみて下さい。