山手校のブログ

お母さまからのお悩み相談(小学生高学年編)

2018/10/16

昭和区にお住まいのみなさま、こんにちは。ナビ個別指導学院 山手校です。

今回は第2回目 小学生高学年編(小学4年~小学6年)です。

① いきなりですが、「ギャング・エイジ」という言葉を聞かれたことはありますか?

ギャング・エイジとは、児童心理学用語で、親や大人の干渉から逃れ、友だちや仲間をそれまで以上に求めグループを作って遊んだり、活動したりする時期を指します。

この時期は、いわゆる自立のスタート時期にあたります。それがゆえに、親子で衝突することが多くなります。
お母さま方も、お子さまに対してイラっとすることがありますよね。

人の意見を素直に聞きたくなく、自分の意見を言いたい! という自己主張が多くみられます。
これは、成長の証でもあるので、「何を言ってるの!」ではなく、「そういう考え方もあるよね。」と一度認めてあげてください。そして、「お母さんは、こう思うよ。」と諭してあげると聞いてくれるようになります。

・本当に言い訳ばかりが多いんです。

このご相談は本当に多いですね。言い訳の根底は「叱られたくない!」ということがあります。
このことは、見方をかえれば、「善悪の判断」や「知恵がついてきた」ということの現れです。
まずは、肯定をしてあげてください。そのうえで「お母さんは、こう思うよ。」と諭してあげてください。

昭和の頃と違い、今の子どもたちは、いわゆる叱り飛ばされる(カミナリを落とされる)ことへの免疫がありません。子どもたちを納得させる方法は、「この親にはかなわないな。」と思わせることです。

「Yes(わかる),but (でも)」でお母さま方が言いたいことを言ってあげてください。そうすれば、聞いてくれるようになりますよ。

② お子さまの些細な変化を見逃さないようにしてください。

この時期は、仲間意識の芽生えから、自分のことをあまり話さなくなります。

そこで、注意していただきたいのが、「いじめ」です。一見、いつもと同じように見えても、内面では「どのようにしたらよいのかわからない・・・。」と深刻な悩みを抱える時期でもあります。

しかし、そのサインは見つけることができます。持ち物の中でも、特にノートや消しゴム、靴などにいつもと違うサインが現れることがあります。自分事は話したくないが、親には気付いてほしい・・・と思っています。

何かいつもと違うなと感じられた場合は、じっくりお子さまを観察していただいて、ゆっくりアプローチしてあげてください。内面に悩みを抱えている子は、これだけでかなり救われます。

今回は、以上2点についてまとめてみました。
参考になれば幸いです。

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