秋田桜校のブログ

秋田市の個別指導塾:因数分解〈中3数学〉

2023/05/23

秋田市のみなさん、こんにちは!!

ナビ個別指導学院 秋田桜 校です。

 

先週は乗法公式について解説をしました。

今回は因数分解です!

先に述べておきますが、

公式を利用した因数分解は乗法公式の逆だと思ってください!

 

因数分解の公式は、

① x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)

② a²+2ab+b²=(a+b)²

③ a²-2ab+b²=(a-b)²

④ a²-b²=(a+b)(a-b)

の4つです!

...なんか見たことありますね!

これらは本当に乗法公式の右辺と左辺を入れ替えただけです!

では、実際にどうやるのか確認しましょう。

 

①のパターンについて、

例)x²-x-12 で考えます。

まずは-12のところについて、

-12「何と何の積なのか」を挙げていきます。

-12になる乗法の組み合わせは{-1×12、-2×6、-3×4、-4×3、-6×2、-12×1}ですね。

(整数のみで考えてください。)

次に、上記の式の数をそれぞれ足してみます。

-1×12=11

-2×6=4

-3×4=1

-4×3=-1

-6×2=-4

-12×1=-11

このときに出た値と、

x²-x-12 のxの係数が一致する組み合わせがaとbです!

今回、xの係数は-1なので、

足して-1になる組み合わせは-4と3です!

したがって、x²-x-12=(x-4)(x+3) が解答になります!

 

②と③のパターンについて、

例)x²+10x+25 と 4x²-12x+9 を考えます。

(ちなみに、テストなどで式を見て解答するとき、

②③の公式は、①より優先して考えてください。

x²+10x+25 について、

x²はxの2乗、25は5の2乗で、

10は2×5×xになっているので、

aの部分はx、bの部分は5だと分かります。

そのため、x²+10x+25=x²+2×5×x+5² となり、

(x+5)² が解答になります!

同様に、4x²-12x+9 について、

4x²は2xの2乗、9は3の2乗で、

12=2×3×2xになっているので、

aの部分は2x、bの部分は3だと分かります。

そのため、4x²-12x+9=(2x)²-2×3×2x+3² となり、

(2x-3)² が解答になります!

 

最後に④のパターンについて、

例)9x²-1 を考えます。

9x²は3xの2乗で、1は1の2乗です

ゆえに、aの部分は3x、bの部分は1だと分かります。

よって、9x²-1=(3x)²-1² となり、

(3x+1)(3x-1) が解答になります!

 

このように4つの公式を使い分けなければいけません。

因数分解をしたいときは、

式を見たときに、

どの公式が使えてaやbの部分が何かを見分ける練習が必要です!

テストまでに練習を繰り返しましょう!

 

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