大曲校のブログ

化学反応式・電離式の構造について

2022/06/24

今日は中2の化学反応式と中3の電離式についてまとめます!

 

【化学反応式】

 

理科の実験で化学変化の様子を化学式で表したものを化学反応式といいます。

化学反応式の例を書きます。

 

NaHCO₃ + HCl → NaCl + CO₂ + H₂O

 ⇓この式が何を表しているのかを日本語で書くと

炭酸 水素 ナトリウム + うすい 塩酸 → 塩化 ナトリウム + 二酸化炭素 + 水

 

まず「HClとはなんだ?」「水ってどれのこと?」となっている場合は

反応式の前に化学式を覚えることが優先です。

焦らずに、物質名を記号で書き表す練習をしましょう!

 

化学反応式の仕組みは

 

反応前の2つの物質名の足し算 → 反応後の物質名

 

で作られます。

言語をより最終形態の反応式の形に近づけると

 

   物質A   +  物質B →    化合物

 

炭酸水素ナトリウムうすい塩酸 → 塩化ナトリウム+二酸化炭素+水

 

   NaHCO₃   +   HCl   →    NaCl   +  CO₂  + H₂O

  

 

となります。

実験で使う反応前の物質名と反応後の物質名を

化学式に置き換えて書けば出来上がり!

慣れるまでは物質の日本語名称を書いてから化学式を書いて練習をしましょう!!

 

【電離式】

ここからは中3になって習う電離式(イオン反応式)についてです。

先ほど確認した化学反応式の途中でおこるイオンの様子を式で表したものが電離式です。

 

化合物 → 陽イオン陰イオン

 

 塩酸 → 水素イオン塩素イオン

 

 HCl →   H⁺  +  Cl⁻ 

 

電離式は陽イオンと陰イオンを暗記しておくと整理しやすいです。

 

中学で学ぶ反応式は数が限られています。

反応式の暗記は実験内容の整理になるので

テストに向けてチェックしましょう!

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