松山北校のブログ

県立入試分析 数学編

2024/04/03

皆さん、こんにちは!

学習塾 ナビ個別指導学院 松山北校です。

(場所は、JR伊予和気駅徒歩2分、伊予鉄バス和気駅前)

愛媛県立高校入試が終わって1ヵ月が経ち、高校から渡された宿題に追われている人も多いかと思います。

塾としてもちろん、入試問題を生徒と同様に解いて分析しております。

今回は、県立入試分析 数学編です。

第1問:計算問題 例年通り

・計5問。(2)が2019年度ぶりに文字が含まれていない。

ポイント

見直し必須。時間をおいて2回目を解き、失点しないようにする。

第2問:小問集合 やや易化

・作図はやや難化。

 「60°を正三角形でつくる」をやったことがない生徒はその場の発想勝負。

・文章題の連立方程式は非常に易化。

 立式が非常にしやすく、計算もかなり楽。

・その他の小問は計算自体は楽で、着想もそこまで難しくはない。

ポイント

作図は問題数をこなし、いろいろなパターンにふれる

★苦手な単元をつくらないように勉強をする。

第3問:文章題 やや難化

・4問。1問は関数の立式、3問は図形的に処理して立式。

・長い文章を読解し、頭の中で情報を整理して立式する力が問われる。

ポイント

普段から文章題に積極的に取り組む

★図形問題を解く際に、「図形を自分で書いて考える」癖をつける。

第4問:関数問題 例年通り

ここ5年間は関数と図形の融合問題となっている。

・状況自体は非常に分かりやすく、最後の問題以外は比較的簡単。

ポイント

★関数の問題だけでなく、関数と図形の融合問題を数多くこなす

★1次関数や比例・反比例の問題にも取り組む。

第5問:図形問題 やや難化

・合同の証明問題。やや複雑な図形だが、仮定より2つの条件がいられるため、そこまで難しくはない。

・証明以外は解きづらい。定理の逆を使ったり、補助線を引いたりと答えまでの道のりが遠い。

ポイント

証明問題は、証明の流れ、書き方をしっかり把握して失点なく回答できるようにしておく。

★図形問題は「着想を得られるかどうか」が勝負になるので、ここで点が取りたい人は難しい問題も数多くこなす。

【総論】

計算問題、小問集合は例年通り得点できやすい部分となっています。

ここでいかに得点できるか、がまずは大事です。

第3問は規則性の問題から、文章題の問題に変わりつつあります。

今の大学入試の流れから、高校入試でもこの傾向で今後も出題されると思われます。

高得点を狙う場合は、普段から入試レベルの難しい問題を解く→解説を読み込むを繰り返し、

自分のレベルを上げていくことを欠かしてはいけません。

数学において、「本番で解法を思いつく」かどうかは、

普段の演習で本気で考えて解いている」かどうかです。

数学を解くとはすなわち考えることです。

練習では正解/不正解に固執するのではなく、考えること自体を大事にしましょう。

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