なぜなら、中3生だけではなく、
どの学年も2学期は学習面で最重要学期だからです。
1年生
数学は2学期から難易度がうんと上がってきます。
1学期は単純な計算問題がメインでしたが、
2学期は「方程式」「比例・反比例」など、文章問題や複雑な問題がメインになります。
英語も「3人称単数」「代名詞」「現在進行形」に「未来形」...と、
どんどん新しい文法が増えて難しくなるため、苦手意識が最も強くなりやすい時期です。
国語では「古文」「漢文」と、普段あまり使わない言葉を覚えなくてはいけません。
夏休み前後からしっかりと勉強して学習習慣を身につけた子とそうでない子、
できる子とできない子がはっきり分かれる学期になります。
2年生
英語は「不定詞」「動名詞」などが出てきて、その後は「比較」です。
単語もたくさん覚えなくてはいけません。
数学は「一次関数」、そして論理的な思考が求められる「平行と合同」などの図形に入ります。
志望校を意識して、受験の知識もつけていかなくてはいけません。
例えば偏差値60の学校を目指すとします。
偏差値60は上位16%です。
目標の高校に入るには、合格ラインから逆算して努力をしていく必要があります。
3年生
英語では「関係代名詞」をメインで学びます。
この関係代名詞は中学3年間で最も難しい単元になるので、
1・2年生の英語をしっかり復習していないと、かなり苦戦してしまいます。
数学の範囲は、「関数y=ax²」「相似な図形」「三平方の定理」など
福岡県公立高校の入試では頻出度の高い単元です。
またこの単元は高校で難しくなって再登場するので、中学生のうちに理解しておく必要があります。
内申点が志望校の目標に届いていない人は、2学期がラストチャンス...
学校側も入試を意識してテスト問題を作るので、今までよりも問題の難易度が高くなります。
実力テストや模試なども毎月のように続きますので、体調管理も大切な課題となります。