中原校のブログ
2022/08/18
最近、自習スペースで中学生・高校生が受験勉強や夏休みの宿題を
黙々と頑張ってくれています。
自習の様子を見ていると生徒それぞれ学習の方法に癖があります。
時間をかけてじっくりと問題を解く生徒もいれば
分からない問題をどんどん飛ばして、先へ先へと進める生徒もいます。
勉強の効率を考えた時、この勉強の癖を変えた方がいい場合があります。
例えば「真面目すぎる取り組み方」です。
「真面目すぎる取り組み方」
それは、"まずはすべて自力で答えないといけない!"と考え、
遥か昔に覚えた用語や公式を思い出そうとすることにかなりの時間をかけ、
それを使って解く方法を一つずつ思い浮かべていく...
勉強なので「真面目にすべての問題を自力で解く」のは、とてもいいことです。
しかし、思い出そうと長考する時間や、むやみやたらと試していく時間は
1日に進められる量を減らしてしまうことにもなります。
効率よく進めようと思うと、
分からないことや覚えていない問題をただむやみに考え続けるのではなく、
まず初めに用語や解き方を見て思い出してから
問題を使ってくり返し演習していくことが大切になります。
また、逆に、
わからないところをどんどん教科書や資料集を調べて答えを見つけていく方法は、
人を「分かった」気にします。
「答えを見つけた」=「分かった」=「暗記した」
となりがちで、答えを見ながら写して"おしまい"になってしまうこともあります。
なので、まずは分かるところを全て解き、
分からなかったところはすぐに解答を見て確認し(解答がなければ聞いてもOK)、
答えを見てそのまま写すのではなく、納得したら
もう一度解き直しをしてみましょう。
それでも解けない問題は、解答と解き直しを繰り返します。
解き方や答えを納得して繰り返すことが、大切です。
この繰り返しの量が記憶に残る率をぐっとあげることになります。
そのためにもまずは夏休みの宿題で分かるところは
どんどん進めて、くり返しができる状態にしていきましょう。
わからないところにこそ、点数アップのカギがあるのです。
さて、
あなたの今の勉強方法は、本当にあなたに合った方法ですか?
今一度、この夏に見直してみましょう。