中原校のブログ
2022/11/17
現在、大学入試がセンターから共通テストに変わり
高校入試でも読解力が必要な問題が多くなっています。
それに合わせて、小学校でも読み取る力の必要な問題や
自分の考えをまとめて答える問題なども増えてきています。
実際、『国語が苦手』という生徒が多くなってきています。
文章問題で問題が何を聞いているのか、何を答えて欲しいのかが
よくわからないとよく相談されます。
また、読解力は他の教科にも影響します。
算数や数学の文章問題は短い文章で問題を説明され
何を求めればいいのか、またどんな式にすればいいのか読み取らなくてはいけません。
『どうすれば読解力がつくのか』
残念ながら、読解力をあげる特効薬はありません。
読解力を上げるためには本をたくさん読むことが大切!とよく言われますが、
語彙力が無いのに本を読むことは、本を読まない子からすると苦痛でしかなく
逆に読まなくなってしまう恐れもあります。
興味を持って読んでもらう方法としてあげられるのが宿題の音読を利用する方法です。
音読の宿題は毎回同じものを読まされるので生徒も後半は暗記してしまい
ただただ暗唱するだけになってしまいます。
そこで読み取る力を付けるためのポイントが
読む前に1つ『簡単な質問』をしてから読ませることです。
「スイミーはどうしていじめられていたのかな?分かったら教えてね。」
これだけで、子どもは一生懸命探しながら読んでくれます。
そして、答えを探して答えることが出来たなら、たくさん褒めてあげるとより効果的です。
そうすることによって文を読みながら考えるという癖がつくので読解力を上げる練習になります。
ただ、質問をするためにはお父さん、お母さんも内容をわかっていないとできません。
新しい単元になった時には是非、内容の確認をしてあげてください。