便利な世の中と学ぶ力

　

私が今最も危惧していること

それが【子供たちの想像力の低下】です。

　

　

昨日、講師さんに

『生徒に質問をされたとき、スマホで画像を見せてもいいですか？』

と質問がありました。

　

まずは辞書や辞典で調べてほしいと伝えました。

　

すると、

『言葉だと、伝わりにくいんですよね...』

と。

　

　

私達が幼い頃

「小説や本を読まなくなり、漫画ばかり読むようになったから国語力が落ちた」

「テレビばかり見て勉強しない」

と親が困っていた時代でした。

　

それに対して今は、

「漫画さえめんどくさくて読まないくらい国語力が落ちている」

「YouTubeやインスタばかり見て勉強しない。」

と親が困っている時代です。

　

最近の映像は現実と見間違うほど鮮明で、

子どもがイメージを膨らませる余地はほとんどありません。

想像しなくても簡単に答えが見える便利な世の中なのです。

　

結果、

今の子どもたちの学ぶ力がどうなっているのか...

　

　

予備校のデータでも、

授業の習熟度テストの点数が同じ問題で出題しているにも関わらず、

10年間で点数が約半分まで下がっているとの報告があります。

　

便利な世の中になればなるほど、自分で考え想像し勉強するという力は衰えていき、

指導を理解して飲み込む力も弱くなり、

個別指導でも時間に限りがあるのでなかなか理解にたどり着かない...

そして成績が伸びないということです。

　

　　

保護者の皆様は、

子どもの成績が上がらず、悩んだりイライラすることもあるかと思います。

　

その原因の一つが

「自分（以前）の時代の子どもと今の子どもを同一視しているから」

だと考えます。

時代の変化が激しい現代では、自分の経験だけでは子どもを成功に導けません。

　

今、子供たちがどんな環境に立ち、何が必要なのかを考え、

子どもの学ぶ力を育成し、学ぶ力をサポートし、補いながら成功させる。

そういった教育が必要な時代なのではないでしょうか。

　

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