遠賀校のブログ

過去問との付き合い方

2023/09/23

本屋に行くと高校入試の過去問が出ていました。

「夏休みも終わったし、そろそろ過去問解いてみようかな」

なんて人がいるかもしれませんが、まだその時期ではありません。

理由は簡単、「まだ習っていなくて解けない問題が多いから」です

 

数学なら二次方程式、二次関数、図形分野

英語なら関係代名詞や間接疑問文

社会に至っては公民分野が丸々...

 

このようにまだまだ未習分野がある中で、過去問を解いても分からない問題が多く、あまり意味がありません。

「解ける問題だけやってみよう」と思うかもしれませんが、それなら問題集で練習量を確保してください。

過去問は本番と同じように、時間を計って解くのが最も効果的です。

それができるようになるのは、早くとも冬くらい...

パラパラと見てみるのはいいですが、取り組んでしまうのはある意味もったいないでしょう。

焦る必要はありません。

今はじっくりと基礎を固め、力を蓄えていきましょう。

 

ここまでが高校受験の話。

 

大学受験においては共通テストを使うかにもよりますが、私大に関しては早めに過去問を見ておきましょう。

大学によって難易度や問題の傾向が異なっているからです。

どんな問題が出ているのか分からないことには、質の高い勉強の計画が立てられません。

傾向を把握したら、ある程度細かく残り半年の勉強計画を立てましょう。

 

特に共通テスト受験者は、時間配分も最重要課題です。

また、理科や社会にまだ未習分野があるのであれば、先取りしてできるかぎり進めることを優先してください。

特に理系の人は、公立高校のカリキュラムでは理科の各科目と数Ⅲがカツカツで終わらない...なんて話も聞きます。

高校受験の時よりも、受験全体を俯瞰してしっかり見極める必要性があるということです

 

他の学年の皆さんも、まだ先のことと見過ごさずに今からコツコツと勉強しましょうね。

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