先週までは夏日だったところもありましたが、今週は一転して上着が必要なくらい肌寒い日となりましたね。
この短期間でガラッと気温が変化するのはどうしてでしょうか。
中学2年生の理科で習う「天気図」の問題にも出てきますし、
公立高校の入試や模擬試験でも良く出題されますので少しおさらいしてみましょう。
夏は「南高北低」と呼ばれる気圧配置で、高気圧が南から日本を覆うように広がっています。
冬は、北西からシベリア高気圧の勢力が張り出して、日本を覆うようになります。
気圧配置は有名な「西高東低」ですね。
秋はちょうど夏から冬にかけて気団が移動する中間時期にあたり
北からのシベリア高気圧と南からの太平洋高気圧がぶつかって、前線がつくられます。
冬の寒い気団と夏の名残の湿った暖かい気団がぶつかり合ったところで、長雨が降るということですが、
雨が降るポイントでも、前線の南側は暖かく、北側は寒いので前線が移動するとそこに寒暖差が生まれるそうです。
この秋の気圧配置は、春の気圧配置とよく似ているので問題に出された時には、
日本の南側に台風がある場合は秋と考えると良いですよ。
寒くなったな~、雨が降ったな~、だけではなく、季節の移ろいを感じながら、
たまには気候のことについて興味を持ってみると、意外とテストの点数にも直結するかもしれません!
寒暖差の大きいこの時期、ナビ伊勢崎は、教室内の温度調整をしていますので、
ぜひ自習室をたくさん利用しましょう!