桐生駅前校のブログ
2022/06/17
本日も、またまた実験をやっていきましょう!
では何故ロウソクは火が着くと明るくなるのでしょうか?
そりゃ、火が着いてるからに決まっているじゃないか!!と考えていると思います。
しかし、何故火が着くとそもそも明るくなるのでしょうか?
そもそも酸素がないと燃焼されません。
そしたら酸素が燃えているから?
はたまた、紐が燃えているから?
いや、ロウソクの燃料が燃えているから?
皆様は考えたことがあるでしょうか?
やはり、この深く思考するということが科学の面白いことであり、人生を豊かにしてくれるものの一つだと私は思います。
思考力をつける意味でも、この本を読む価値があるのです。
では、話を戻しましょう!
先ず、想像してみましょう!
鉄などの金属を高温にするとどうなるでしょう?
そうです!
光が発せられます!
イメージとしては鍛冶職人が鉄などをカンカン叩くときですね!
物質は暖められると光るのです。
(黒体放射や熱輻射と呼ばれる現象が原因となっています。気になった方は調べてみてください!)
しかし、ロウソクに金属は入ってません!
では何が光を放っているのか?
答えは、燃料としてのロウソクです!
ロウソクの炎によってロウが分解されて炭素の微粒子(スス)が生成されています。
その炭素の微粒子が熱されて光を放っているのです!
面白いですね!
ついでに
ロウソクの炎は外側(先端)がもっとも熱く1400℃程度です。外側が最も熱くなる理由は、十分に酸素が供給されており、完全燃焼するからです。
逆に言えば内側になればなるほど酸素の供給が間に合わず不完全燃焼になり温度は下がり300℃程度です。
不完全燃焼の部分があるからこそ炭素が発生しオレンジ色に光るわけなのです。