桐生駅前校のブログ
2022/06/04
先日は導入の部分を長々とお話ししてしまいましたが、そろそろ本題に入りましょう!!!
「ロウソクの科学」はマイケル・ファラデーが、1860年代に子供向けにクリスマス公演した内容を編集したお話しです。
先ず、ロウソクの燃えている場面を想像してみましょう。
よく観察してみると、火はロウから少し離れたところから出でいます。
それは何故でしょう?
毛細管現象という現象が原因となっています。では、毛細管現象とは何か?
それでは1つ目の実験です。
平べったいお皿に塩を山盛りに高く盛ります。そして色のついた水をゆっくりとお皿の縁に当たるように注ぎます。
そうすると色のついた水が塩の柱をのぼっていきます。
このように液体は細い管や細かな隙間などがあると吸い込まれていきます。
お風呂から出たときにタオルで体を拭くのは、この毛細管現象を利用しているわけですね!
このように毛細管現象によってロウが溶けて紐をのぼり、燃料が供給され続けるのです。
そもそもロウが燃料として機能しているのか気になりますね!
では、固体のロウに火を着けてみましょう!
ですが、火は着きません。
個体のままでは火が着かないのです。
では何故ロウソクは燃えるのでしょう?
それでは実験です!
燃えているロウソクの上部から出ている気体を取り出してみましょう!
(この取り出しために必要な実験器具や方法は実際に本で確認してみてください!)
その集めた気体は燃えるのでしょうか?
答えは燃えます。なのでこのロウソクから出た気体は可燃性の気体であることが分かりますね。
ここでロウソクが燃える過程の話をまとめましょう!
1、火の着いていないロウソクに火を近づける。
2、火の熱によってロウが溶けて毛細管現象によって液体のロウが紐上部にのぼる
3、紐上部にきた液体のロウが火の熱によって気体になる。
4、可燃性の気体に火が着く。
5、一度火が着くと燃料が供給され続ける。2以降の繰り返しがおこる
こうしてみると、ロウソクはとても機能的で素晴らしいものであることが分かりますね!
次回はもっと深掘りしていきます!!!