桐生駅前校のブログ
2022/07/28
「ロウソクの科学」を書いた天才マイケル・ファラデーとはどんな人物だったのか。
マイケル・ファラデーは、
同じ年代にノーベル賞が存在したら5、6回は受賞しているとされる天才科学者です。
しかし、その生い立ちは恵まれたものではありませんでした。
家庭は貧しく生活保護を受けている状態で14歳のときから製本する仕事をしています。
しかし、その製本店で本を読み漁ることによって科学に興味を持ち始めます。
もともと天才だったわけではないことを理解してもらったうえでマイケル・ファラデーの偉業をいくつか見ていきましょう!
先ずは、ベンゼンの発見です!
高校で化学を学んだ人は聞いたことがあると思います。ベンゼンは安定性があり、現在でも種々の化学物質を生成するために使われています。
また、薬の構造はベンゼン環を多く使っています!
いきなりすごいですね!
次に交流電源(皆さんの家のコンセントはすべて交流です)の基となる電磁誘導を発見しました!
電磁誘導は中学生でも習う電気と磁力の基礎です!
まだまだいきましょう!
電気分解の法則を発見しました。
この法則は当時、電子(電気のもと)の存在が知られていないなかで発見されたのです!
認知されていない現象から発見するなんて考えられませんね!
電磁気(電気と磁気)をより明確にするために電気力線と磁力線を考案しています。
次の学問に活かそうとする考え方が分かります。
などなど様々なことを発見した偉大な科学者です。さらに、あのアインシュタインですら部屋に肖像画を飾って尊敬していたとのことです!
また、天才であり人格者として子供たちに科学の面白さを伝えるためにクリスマスの日に講演会を10年以上おこないました。
それをまとめたものが「ロウソクの科学」なのです!