桐生みどり校のブログ

心理学シリーズ やる気ってなんだろう(2)

2022/09/02

今日は、やる気と自信についての関係のお話をします。

心理学において「自己効力感」という言葉で研究されている考え方があります。

「自己効力感」なんて難しそうな言葉だと思うかもしれませんが、簡単に言えば「自信」という言葉と考えても良いかもしれません。

勉強でも、「自信」が高いほど行動が起こりやすいとされています。

例えば、夏休みの宿題を例に挙げてみましょう。

A君が7月中に夏休みの宿題を終わらせるため、全部で100ページあるワークを一日で10ページ取り組む計画を立てたとします。

一日目に懸命に頑張ってようやく5ページ終わらせたとしますが、残り5ページが残ってしまいました。

この時、一日で10ページを終わらせることができるという自信は低くなります。そうなるとどうなると思いますか?

もしかしたら経験があるかもしれませんが、次の日にはほぼ行動が起こらない、つまりワークに取り組むことをしなくなります。

つまり、夏休みの宿題を計画的に終えるためには一日に自分が無理なく実行できる自信のある分量で計画を立てることが重要といえるでしょう。

毎日できる範囲をやってゆくことで、その量を終わらせる自信は更に高まります。そうなれば、自然と勉強に取り組めるようになります。

テスト勉強や毎日の学習でも同じことがいえます。自分が無理なくできると思う科目、単元を少しでもよいので目標を立てて取り組んで下さい。

徐々に勉強をすることに抵抗がなくってゆくことでしょう。

来週は勉強をする目標によって変わるやる気について紹介したいと思います。

乞うご期待ください。

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