廿日市校のブログ

☆国語の勉強について☆

2020/08/23

廿日市市にお住まいの皆様

個別塾 ナビ個別指導学院 廿日市校です。

生徒さんの国語の授業をしていると、
読解の記述問題について、とても惜しい間違いが多いです。

「なぜですか」と聞かれているのに「~から、~ため」を書いていない

「どんなことですか」と聞かれているのに「~こと」を書いていない

答えの内容自体は合っていることが多いものの、
この文末表現が丁寧に書かれていないことで、採点する人からは問題の主旨を理解していない
ものと判断されることがあります。


ということで、今回は「記述問題の答え方のルール」についてご説明します。


①理由・目的が問われている場合

理由を答える問題はどの教科でもよく出てきます。

「なぜ~ですか」、「どうして~ですか」と問題で聞かれている場合は、
答える時に終わりに「~から」、「~ため」とつけましょう。

日常生活でイメージしてみてください。

例えば「どうして○○したの?」と聞かれたら、「△△だったから」みたいに答えるのが自然ですよね!

②内容を説明する場合

「どんなことですか」、「どんな気持ちですか」、「どのようなものですか」・・・
など、「どんな~ですか」と聞かれている問題は、
答えの終わりを問題と対応させましょう。

つまり、

・「どんなことですか」→「~なこと」
・「どんな気持ちですか」→「~な気持ち」
・「どのようなものですか」→「~なもの」

といったように、問題で聞かれていることと、答えの文の終わりを同じにします。

③問題に文字数の制限がある場合

・〇字で答えなさい
・〇字程度で答えなさい
・〇字以内で答えなさい

上記のような問題は、それぞれある程度、文字数に決まりがあります。

・〇字で答えなさい

この場合、〇字ピッタリで答えます。

例えば、「8字で答えなさい」と書かれている場合は、
8字ちょうどで答えないといけません。

書き抜いて答える問題によく出てきます。

・〇字程度で答えなさい

この場合は、決められた文字数の前後2割を目安に書きましょう。

例えば、「40字程度で答えなさい」と書かれている場合は、
40の2割は8なので、8文字前後が目安。

つまり、32~48字の範囲で答えを書きましょう。

もちろん、特に断りがなければ句読点も文字数に含まれます。

・〇字以内で答えなさい

これは、決められた文字数の9割以上、最低8割で書きましょう。

例えば、「20字以内で答えなさい」と書かれている場合は、
9割の18文字、最低でも8割の16文字で書いてください。

こちらも上と同様に、特に指示がなければ句読点も文字数に含みます。

ここまで文字数の決まりについて説明しましたが、
決められた文字数に足りなくても、部分点をもらえる可能性はあります。

ですから、とにかく書いてみることは大事です!

正しい文末表現・決められた文字数、これらの決まりを意識して、
記述問題に取り組んでいきましょう!

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