広島祇園校のブログ
2024/07/03
今日は、保護者様の教育に関してお話していこうと思います。
突然ではありますが、お子さんのテストの点数や順位、
通知表、偏差値など、「結果」だけを評価することは控えましょう。
こうした数字に現れる結果は分かりやすいため、
つい親は「この教科が悪い」「こんな点なら、もっと勉強が必要だ」など口を出し過ぎてしまいます。
しかし、それは子ども自身も分かっていること。
親から子どもに伝えるべきなのは、結果以上に「過程」の大切さです。
目標に対して計画を立て、今日やるべきこと、1週間でやるべきことを
明確にして実行するには、慣れるまで大人のサポートが必要です。
成績が伸び悩んでいる中学生に対し、結果ばかりを責めても仕方ありません。
まずは、親が具体的に子どもを導く言動をとる必要があります。
また、結果ばかりにフォーカスしてしまうと、子どもは普段の自分自身を見てもらっていない、
あるいは、否定されているように感じ、自己肯定感を損なう恐れもあります。
「学習曲線」という言葉をご存じでしょうか?
お子さんが正しい方法で真面目に学習に取り組んでいる場合、
多くの親御さんは、勉強した時間に対して赤の「理想の成長」のラインで
点数が上がっていくと思いがちです。
しかし実際には、平均で3〜8か月の停滞期を経た上で、
アップダウンを繰り返しながら結果が付いてくるのが「現実の成長(=学習曲線)」です。
つまり、お子さんが努力していても、結果がでるには時間がかかるということです。
そんな時に、親が結果ばかりにこだわって口出しをし、
お子さんのやる気を折ってしまってはいけません。
期待した結果ではなかったとしても、
まずは子どもの取り組みの良かった部分を見つけ、
褒めてあげる意識をもちましょう。
万が一、「勉強に関しては褒めるところが見つからない......」という場合には、
普段の生活態度や部活、趣味でも構いません。
小さな自信は、お子さんの自己肯定感につながります。
そして、親が自分の可能性を信じてくれていると思えば、
勉強にも前向きに取り組めるようになります!