焼山校 のブログ

勉強に誘導するには?プロスペクト理論!

2018/05/11

呉市・安芸郡熊野町にお住まいの方、こんにちは。

昭和北中・昭和中・天応中・熊野中・熊野東中の学区の学習塾

ナビ個別指導学院・焼山校です。

 
今週のテーマはマル秘勉強術特集!

今日は第4弾、プロスペクト理論(GHANGE VIEWPOINT)という考え方を紹介します!

中学生や高校生のありとあらゆる選択に役立つ理論です。

  
エイモス・トベルスキーとダニエル・カーネマンという2人の行った実験で、

あなたはある会社の重役になったとします。

経済的な問題から、3つの工場と6000人の従業員を失うことになりました。

そこで重役のあなたはいずれかを選択しないといけません。

【パターン1】

Aプラン:3つのうち1つの工場と2000人の従業員を救える。

Bプラン:1/3の確率で3つの工場と6000人の従業員を救える。

しかし、2/3の確率で3つの工場と6000人の従業員を全く救えない。

【パターン2】

Aプラン:3つのうち2つの工場と4000人の従業員を失う。

Bプラン:2/3の確率で3つの工場と6000人の従業員を失う。

しかし、1/3の確率で3つの工場と6000人の従業員を失わずに済む。

この実験を行うと、

【パターン1】の場合は約8割の人がAプランを、

【パターン2】の場合は約8割の人がBプランを選んだそうです。

 
つまり、フォーカスの当て方が重要なのです。

【パターン1】の「救える」のような得するものに焦点をあてると、

得を確実に取りに行きたくなり、リスクのある選択を避ける傾向があります。

【パターン2】の「失う」のような損するものに焦点を当てると、

損を出来るだけ避けようと、多少のリスクも仕方ないと考えるようになります。

 
成績を上げたいと考える子には【プラン1】を真似して、

Aプラン:100問のうち80問で〇がつく勉強法

Bプラン:1/3の確率で100問のうち100問で〇がつくが、

2/3の確率で100問のうち40点しか〇がつかない勉強法

だったらAプランを選びやすいです。

成績を下げたくないと考える子には【プラン2】を真似すればいいですね。

  
損得の焦点を考えよう。ナビ焼山校でした。

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