伊川谷校のブログ
2024/10/05
古文の勉強方法
古文は「国語」として扱われていますが、実質上の「外国語」と思って良い。つまり、「文
法や単語を覚えていなければ読みこなせない」ということです。
英語を勉強するとき、単語や文法を覚えることや理解することから始めることが多いと思
うが、それと同じで古文・漢文も文法や単語を覚え、理解することから始めないと、読み
こなしていくことは非常に難しい。
◆古文・漢文が読めない原因
古文・漢文が苦手な人というのは、それらに対して「これは日本語だ」という先入観をも
っている人が多いようである。日本語だと思うから、ついつい文法事項をおろそかにして
しまうのが原因。しかも、中途半端に意味が分かってしまう箇所があるので、頑張ればど
うにか読みこなせるような気がしてしまう。
しかし、文法事項や単語の意味が押さえられていなければ外国語が全く理解出来ないよう
に、古文も文法事項や単語を理解出来ていなければ、読みこなしていくことは出来ない。
◆中心となる文法・単語
特に助詞・助動詞・敬語の理解に力を入れましょう。助詞・助動詞が分かっていないと文
の流れの微妙な変化をつかめず、敬語が分かっていないと人間関係(上下関係)が混乱し
てしまう。
用言の活用表なども、しっかりと暗記すること。そして、文法事項というのは「例外事項」
というものが往々にしてあるため、それも含めてきちんと押さえておきましょう。
古文に限らず、「国語」という教科はいちばん点数を伸ばしにくい教科である。真剣に努力
していても、それが結果として現れにくい教科なので、すぐに学校のテストや模試などで
古文の点数が伸びなくても焦らないこと。地道に努力していけば、必ずいい結果が出せる
ようになる。