加古川校のブログ

読書感想文の書かせ方

2022/07/02

加古川市の皆様こんにちは!

ナビ個別指導学院加古川校です。

 

今年もいよいよ夏休みが迫ってきました。

毎年、夏休みの宿題は滞りなく、こなせているでしょうか。

教室で保護者の方のお話を聞いていると、

多くの方が終わらせるのに苦労するものがあります。

それが、「読書感想文」です。

中にはほとんど私が書きました、みたいな

お母様もいらっしゃいます。

特に小学生のうちは、

一切手伝わずに、子供だけで書けているのは

全体の半分にも満たない印象です。

今回のブログでは、どうすれば読書感想文を

書かせることが出来るか、簡単ではありますが

紹介していこうと思います。

 

①自分の子供がどの程度文章を書けるのかの確認

そもそもの問題ですが、まず基本的な文章が書けるかどうか。

これを知る必要があります。

簡単な文章も書けないのに、感想文は書けません。

分かりやすい文章を書いてもらえるよう、

以下の4つを意識してもらいましょう。

・主語,述語をしっかりつなげる。

・具体的な数字などの例を入れる。

・1文は長くなりすぎないようにする。

・1つの文につき、言いたいことは1つ。

文章を上手に書けない時の特徴として、

1つの文が長くなり書き出しと終わりで

話が変わってしまっていることがよくあります。

文章力が上がれば、長い分でもうまくまとめられるように

なりますが、慣れないうちは短く簡潔に、を意識させましょう。

 

②書き始めるまでの準備

感想文を書くうえで、大切なのがこの準備です。

なんとなく本を選んで、なんとなく読んで、いざ書こう!

と思っても、書けるものではありません。

感想を書くことを前提に本を選んで、感想を書きたい

部分がどこだったのかを読みながら記録する必要があります。

・本の選び方

基本的には学校から特別な指定がない限り、

本は自分で選んで読みます。

きっかけは何でもよいので、感想を書きやすそうなものを

選びましょう。読みづらい、興味のない話を

無理に選ぶ必要はありません。

感想文に書くべきなのは、「何故その本を選んだのか」

「読む前はどんな話を想像したのか」です。

子供が自分の言葉で書けるよう、押し付けるのではなく、

子ども自身に選んでもらいましょう。

・読みながらメモを取る

ただ読書するのであれば、気の向くままに読めばよいです。

しかし、感想を書くのであれば読んだ時の思いを

残しておく方が後で思い返すよりも

書きやすくなります。

読んでいて気持ちを動かされた場面に付箋を貼り、

その付箋にどう気持ちが動いたかをメモしましょう。

感動した、嬉しかった等のポジティブな変化だけでなく

ムカついた、悲しくなった等のネガティブな変化も

残しておきましょう!

 

③感想文の組み立て方

いよいよ実際の感想文の書き方です!

とは言ったものの、いきなり作文用紙に

書き始めるのは難しいです。

大まかでも大丈夫なので、どういう流れで

どんな話を言書いていくかを、箇条書きで

良いので書き並べ、そこから文章にしていきましょう。

このブログでは、最も一般的な読書感想文の

話の流れを紹介します。

まずはこの通りに書かせてみましょう。

[1]その本を読んだ経緯・理由

前述したとおり、何故その本を選んだのかをまず書きましょう。

読む前の印象をここに入れて置くと、読んだ後の

印象と比べることが出来るので、お勧めです。

[2]あらすじ

感想文を読んでくれる人は、その本を読んだことがあるとは

限りません。そのため、大まかなあらすじを紹介しましょう。

ただし、ここは客観的にどんな話かを書き、感想は

入れないようにしましょう。また、ここが長くなりすぎると

感想文ではなく、紹介文になってしまいます。

感想部分より短くまとまるよう簡潔に書きましょう。

[3]感想文

読んでいるときのメモをもとに感想を書きましょう。

感想に正解不正解はありません。

印象に残った場面・フレーズ等、特に強く

心に残った部分をピックアップして書きましょう。

この部分が読書感想文の最も大切な部分です。

低学年など、全部を自力で書くのが難しかったとしても

この部分だけは子ども自身の言葉で書けるよう

サポートしてあげて下さい。

[4]まとめ

最後はまとめです。

まずは、全体を通しての感想、読む前の印象と比べて

どう変わったかを書きましょう。

そして最後に、この話を読んで自分自身が

これからの生活にどう活かしていくか、

で締めくくりましょう。

 

④最終確認

書き終えたら、必ず全体を読み直し、

誤字脱字や主語述語のつながりがおかしくないか

確認しましょう。

作文用紙の使い方がおかしくないかや、

漢字で書くべきところがひらがなになっていないか等、

内容というよりは推敲を行いましょう。

 

以上で終了です!

無事書き上げたあかつきには、しっかり褒めてあげましょう。

大切なのは、替わりに書く事ではなく、

書く道筋を教えてあげる事です。

少しずつでも良いので、自力でやることで

次につながります。

替わりに書いてしまっては、子供の成長のチャンスを

奪ってしまっているようなものです。

もし、ご自身で書かせるのが心配であれば

ぜひナビの自習室にお越し下さい!

無料で読書感想文の指導いたします!

加古川校トップへ戻る

PageTop