つくば南校のブログ

正しく文を読む力

2018/03/02

つくば市・土浦市の皆さん、こんにちは!

ナビ個別指導学院 つくば南校です。

 

面談をしていると、「文章題が苦手で...」というお悩みをよく聞きます。

単純に読むのがめんどくさい、という子もたまにいますが、英語を教えているのに国語の文法から教えなければいけない、ということもよくあります。

 

昨年、ある研究グループが中高生を中心とする約2万5千人を対象に、基礎読解力を測るテストを実施したそうです。

その結果、文章の構造を把握する問題では、" 中学生の37.6%、高校生の27.9%が、主語と目的語を読み取れなかった "という結果に。

 

例えば、社会の教科書からこんな一文が出題されました。

『仏教は東南アジア、東アジアに。キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに。イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている』

という文章を読んでもらい、オセアニアに広がっている宗教がどれかを問う問題。

正解は「キリスト教」ですが、中学生の平均正答率は62.4%で、高校生の平均正答率は72.1%。

 

このように、一文が長くなり主語と述語の間にさまざまな語句が入ると内容を正しく読み取れないのです。

こういった文章を読解できない子は、自主学習をして分からない部分を調べるために開いた教科書によってさらに混乱してしまう...という状態に陥ってしまっているのではないでしょうか。

 

まずは基本の教科書を読む力を小学生のうちにつけておくことが重要ですね。

 

 

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