泉が丘校のブログ
2023/04/13
金沢市の皆さん
こんにちは!
ナビ個別指導学院泉が丘校です。
新年度という事で新規塾生を大募集しております!
新年度が始まったばかりでまだ考えていないという方!
実は中間テストはもう1か月半後ですよ!さらにGWなんかもはさみます。
実は勉強をもう始めないといけない時期なんです。
という事で今日の話題はモチベーションについてです。
モチベーションとは日本語で言うと「動機付け」というような意味でしょうか。
いちいち日本語にしなくともモチベーションで十分に通じるほど一般的な言葉になっているかとも思います。
人が何かの行動を起こすときはその裏にその行動を起こすための「動機」が必ずあるというのが一般的な考え方です。
例えば、スーパーに行くというのはスーパーに行くことそれ自体が目的ではありません。
スーパーで購入できる食材を購入するのが動機でスーパーに行くのです。
この際は、「食材を購入する」という動機で⇒「スーパーに行く」という行動につながったと感がる事ができます。
今回取り上げたいのはこのモチベーションの高低を決める要因についてです。
モチベーションが高いほど行動の質や量が高くなります。逆にモチベーションが低いとそもそも行動につながらなかったり、行動を起こしても質の低いものになってしまう可能性が高いです。
そしてこのモチベーションの高低を決める要因が以下の数式です。
「価値」×「期待」=モチベーション量
となります。
「価値」とはその行動がもたらすメリットがどのくらいあるかと感じているか
「期待」とはその行動自体をどのくらい達成可能かと捉えているか
例えば、海外にものすごくおいしい料理があるという事を考えてみましょう。
Aさんはかなりの食通です。おいしいものには目がない性格をしています。こうしたAさんにとって海外のおいしい料理に対する「価値」は高くなります。しかし、Aさんは海外へ行ったことがありません。しかもパスポートすら作ったことがないとしたら、Aさんにとっての「期待」は色々なハードル(パスポートを取る事、移動手段、言葉が通じない)によってかなり低くなってしまいます。よって海外のおいしい量を食べに行くという行動は起こる可能性は低くなります。
逆にBさんは海外出張が当たり前で、海外旅行も年1回は行くという海外に行くという事に関してのハードルは全くないとします。そうなると「期待」の値は高くなります。しかしBさんは食事には無頓着で食べるものはおなかが満たされれば何でもいいと考えている、また食事にお金をかけるのは極力控えているという場合だと、「価値」は相当に低くなります。こうなるとAさんと同様Bさんも海外のおいしい料理を食べに行くという行動を起こす可能性は低くなります。
ポイントは「価値」と「期待」を同時に高める必要があるというところです。
勉強も同じです。
例えば、「東大に入学する」という目標はおそらく誰でもかなり大きなメリットがあると考えると思います。実際東大生の平均収入はやはり高いです。また、さまざまな目標に向かって努力をしている東大生たちに囲まれた環境というのは刺激に満ちそれだけでも大きな価値があります。
しかし、ではなぜ東大に入学できるように勉強を一生懸命頑張るという行動を起こす人は少ないのでしょうか?それは「期待」に関係する訳です。
いくら東大入学が大きなメリットだとしてもやはり東大に入るには並みの努力では達成できません。
多くの人にとって東大入学は「価値」は高くとも「期待」は低い訳です。もしかしたらそもそも無理だと思っているかもしれません。それではモチベーションは生まれません。
勉強に限った話ではないですが、モチベーションを高くしようとしたら大事なのは
「価値」と「期待」を同時に高くする方法を考えるという事です。
子供たちの勉強で言うと「勉強をすることでどんなメリットやいい事があるのか」(=価値)、また「どんな方法で勉強をすれば達成可能なのか」(=期待)を同時に理解してもらう必要があります。