花巻校のブログ
2020/08/19
みなさんこんにちは!
ナビ個別指導学院 花巻校です。
皆さん、文豪「芥川龍之介」はご存じでしょうか。
「蜘蛛の糸」「鼻」「羅生門」などを著したことで有名です。
さて、芥川龍之介先生の作品には、
「エゴイズムに対する批判」
という主張が色濃くみられます。
エゴイズムというのは自己中心的な考え方のことをいいます。
おもしろいのは、実は当時、
ヨーロッパはアフリカへ植民地を広げたり、
南に領土を広げたいロシアとの衝突があったりと、
どの国も自分の国を豊かにするため、
正義と正義がぶつかりあった時代でした。
そんな時代に「自分さえよければいい」という考え方を痛烈に批判しました。
芥川龍之介は「自国第一主義」の考えを否定したかったのかもしれませんね。
結局、世界大戦に発展し、
たくさんの人が亡くなりました。
そんな中、
昨今のニュースではアメリカ大統領選挙が取り上げられています。
現代では1900年代よりも世界経済の結びつきが強いので、
当時と同じとは言えませんが、
自国ファーストを掲げる候補者と、
融和政策を掲げる候補者の選挙というのは、
当時を連想させるということなのでしょうね。