一ノ関校のブログ
2022/06/04
英語に苦手意識がある理系の方、基本を深めたい文系の方 中学3年生の復習 基本5文型のおさらいです 『基本5文型』の言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか はじめまして、講師の三浦です。 私も英語を勉強してすぐにこの言葉を聞いていました。 しかし当時の私は、「単語が分かればあんまり関係ないだろ~」と思って適当に通り過ぎてしまいました 今になって単語とこの基本ができていれば長文読解や翻訳をもっとスムーズに行えることに気づきました! そこで皆さんにもぜひ知っていてほしい最初につまづきがちな第1~5文型の解説をします ①SV(M) 【主語+動詞+(修飾語)】※Mをともなう文が多い 例)Takumi runs. (たくみは走る) Takumi runs fast. (たくみは速く走る)など この文型の場合S【主語】であるもののした行動がV【動詞】によってあらわされます。 この場合動詞は自動詞:主語が自発的にでした行動を示す(⇔他動詞)が用いられます。 文末にM【修飾語】がつくことがありますが文の意味を修飾(意味を補足する)ためなので文の意味、文法は変わりません ②SVC 【主語+動詞+補語】※S=C 例)I am a student.(私は学生です) She looks very happy. (彼女はとても幸せそうに見えます) I want to become an English teacher. (私は英語の先生になりたいです) この文型ではS【主語】とC【補語】がV【動詞】によって=(イコール)として結ばれます 特徴としてはV【動詞】がbe動詞や知覚動詞をとります。 be動詞 be,am,is,are,was,were,been,beingのみ 知覚動詞 see, hear, feel, smell, tasteなど 見る、聞く、感じる、においがする、味がするなど五感や感じたりすることを表わす動詞 主語と動詞はなんとなくわかる方も多いとおもいますが補語とは何でしょう 原則、名詞や形容詞をとります。主語や目的語を説明する言葉です。 修飾語とも似ていますが文の意味を修飾するものではなく名詞である主語を示します。 ③SVO 【主語+動詞+目的語】 例)Takumi ate a pancake. (たくみはホットケーキを食べました) Takumi called his mother.(たくみはお母さんに電話をかけました) 英語の動詞は、『自動詞』と『他動詞』に分けられます。 他動詞は何か自分以外のものに働きかける動作を表すため、動詞の後に必ず目的語をとります。 普通、名詞が目的語になります。 上の例では、eat(~を食べる), call(~に電話をかける)という動詞が使われていますが、この2つはどちらも他動詞です。 なので、目的語として pancake (ホットケーキ), mother が動詞の後におかれています。 ※意味によって『自動詞』と『他動詞』のどちらにもなる動詞があります。特に高校ではこのような紛らわしい単語にも覚えていきましょう。 例)Takumi runs fast. (たくみは走るのが速いです) Takumi runs a flower shop. (たくみはお花屋さんを経営しています) 1つ目の例文では、run (走る)という意味で自動詞です。しかし、2つ目の例文ではrun(~を経営する)という全く違う意味になり、この場合は他動詞になりO【目的語】を必ず取ります。 このように意味によって『自動詞』と『他動詞』どちらにもなりうる動詞は他にもあり、文脈から判断が必要です。 例)stand (自:立つ、他:~を我慢する), move (自:引っ越す、他:~を動かす) ④SVOO【主語+動詞+目的語+目的語】 例)Takumi gave his mother flowers. (たくみはお母さんに花をあげました) Takumi showed me his new car. (たくみは私に彼の新しい車を見せてくれました) この文型では、O【目的語】が2つ出てきます。少し難しくなってきましたか?一緒に確認していきましょう。 まず、1つ目の O【目的語】は、『人』が来ることが多いです。この場合、代名詞であれば目的格になることに注意しましょう (me, you, his, her, us, you, them ですね)。 そして、2つ目の O【目的語】は『モノ』が来ることが多いです。 誰に?何を?の順番で考えればわかりやすいでしょうか。上の例文で確認してみてください。 ⑤SVOC 【主語+動詞+目的語+補語】※O=C 例)Takumi made his room clean. (たくみは部屋をきれいにしました) Takumi named his cat Tama. (たくみは彼の猫をタマと名付けました) この第4文型では、O【目的語】と C【補語】が一緒に登場しています。少しややこしく感じますが、一緒に確認していきましょう。 SVCの文型では S と C がイコールの関係で結ばれるとお話ししましたが、SVOCの文では、O と C の間にイコール関係があります。 SがOに働きかけた結果、O = C になる、というイメージです。 例文で確認してみましょう。 1つ目の例文では、たくみが彼の room に働きかけて、clean(きれい)な状態にしました。 2つ目の例文では、たくみが働きかけて、彼の猫をタマと名付けました。 O=C の関係になっていることがつかめましたか? ここまで英語の第5文型をみてきました。高校では文自体が長くなり、理解するのが難しくなっていきます。 そんな時に英語の文型を理解していると、英文の理解が格段に楽になるのでこの機会にぜひ復習しておきましょう!