テスト勉強において必要な事は、基本的には暗記です。国語は漢字や文章の読み方、社会は出来事や人物、英語は英単語や文の構成など、全ての教科で必要な事です。しかしこれらをすべて覚えれるかといわれてもそう簡単にはいきません。昨日勉強したのにもう忘れていたりもします。ですがこれは仕方のないことなのです。人間の記憶についてのグラフに、「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。これによると、勉強してから20分後には約42%、1日経ってしまえば約74%も忘れてしまいます。ではどう解決すればいいのでしょうか。
正解は日にちを空けて同じところをまた勉強することです。これだけだと「あれ、結局そうなるの?」と思われるかもしれませんが、ここに工夫を入れます。具体的には、[覚えていたところは軽く流し、忘れていたところを集中的に覚えること]が大事です。既に覚えている部分を忘れていた部分と同じ労力で勉強しても、もうやったのになとなって勉強がつまらなくなる一因となりかねません。それに加え、テストは五教科もあるのですから時間も足りなくなってしまいます。限られた時間の中でかつ疲れにくい勉強をすることが大切です。
ではこれをテスト勉強に織り込むには具体的にどうすればいいか。このように行います。
社会
一日目 |-------|
二日目 |--------------|
三日目 |----------------------|
四日目 |----------------------|
五日目 |-----------------------|
六日目 |-------| |--------------|
七日目 |--------------| |-------| +まとめ
これは社会の一例です。テスト範囲を6分割し、一日目は1、二日目は1と2、三日目は1と2と3、四日目は2と3と4・・・という風に勉強をします。テスト範囲の広さによって分割数を減らしたり増やしたりしても構いません。この勉強法の良いところは、三日間空けても6,70%は覚えておくことができるという点です。最低でも3回復習ができるので全然定着していないということはほぼありません。
数学と英語もこのような暗記勉強法でできますが、復習する量が多いです。というのも、この二教科は基本的に一学期やそれ以前の知識を用いていることが多いので、二学期三学期と進むにつれどんどん難しくなってきます。そのためにも、二学期中間テストの一か月前から一学期に習ったことを教科書を読むだけでもいいのでおさらいし、これから勉強を始めるための前準備を怠らないようにしましょう。