北上校のブログ
2020/07/14
去る7月5日、
いよいよ中3の受験勉強の前哨戦ともなる「白ゆりテスト」がありました。
例年に比べてコロナの影響により部活動が長引いたことで、
参加者は少なくなってしまいましたが、
一人ひとりが初めて味わう「入試の予想問題」に悪戦苦闘していました。
普段定期テストで400点を超えられる実力を持っていても、
やはり3年間の内容の詰まった、
しかも学校のテストとは全く違う形式です。
50点から60点、
下がる人では100点以上落差の有った生徒もいました。
どの地域、どの時代でもそうですが、
学校のテストが大丈夫だからと言って、入試本番も問題ない!なんて言えません。
定期テストには定期テストの、受験には受験の勉強が存在します。
「試験本番じゃないから、試験本番の時はまじめにやりますから~」なんてことを言った生徒もいますが、
1回1回のテストを真剣に受けられない人に本番に見合ったパフォーマンスは発揮できません。
受験を舐めずに、「将来の目標に向けた準備」として目の前の課題と向き合いましょう。
さて、白ゆりテストがあったばかりなので、本来なら白ゆりの解きなおしからスタートさせるのが受験の定石です。
ただ、まだまだ部活動の忙しい折、
そもそも試験を受けてない人の方が多いでしょう。
まずは「基礎」を固めるところから始めていきましょう。
一人で取り組む受験勉強で大切なことは、「難しい問題に手を付けない」ということです。
受験当日は「1点の差」が命取りです。
この差を生むのは「油断」、出来るから大丈夫という「慢心」に他なりません。
こういった土台にあたる基礎問題や反復練習を「毎日」時間を取ってやるクセをつけていきましょう。
また、この時にもう一つ重要なこととして、「正解率(わかりやすく言えば〇の数)」を記録していきましょう。
今日より明日、明日より明後日、正解していく数が増えているのが分かるようにしておくと自然と次に向けて頑張ろうという気持ちもついてきます。
また、極端に正解率の低い単元は授業や復習で振り返るポイントとして、先生や保護者の方が分かりやすくなります。
受験勉強とは、なんのためにあるのでしょうか?
高校に合格するため?だったら別に勉強しなくても行ける高校に行く人はいらないのでしょうか。
「なんか受験生って言われるし、やらないと親がうるさいから」なんて理由でやっても時間が無駄に消費されるだけです。
受験勉強は、
「高校生になるための準備として、高校でやる勉強量になれる」という意味と、
「高校から先、将来の夢への進路をかなえるため」という意味があります。
中学生より、高校生の方が勉強する量は多いです。
なんとなく勉強せずにいけた、という感覚では、成績は下から数えたほうが早くなるのも時間の問題です。
そして、進学なり就職なり専門学校なり、自分の将来やりたいことにむけて高校に入る前から備えておけば、
誰よりも早く高校生になってからスタートダッシュを切ることができるようになります。
受験勉強から先は、全て物事が一直線につながっています。
今を疎かにすることなく、「輝く未来」をつかむために、まずはこの夏を乗り切っていきましょう
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