北上校のブログ
2020/08/25
受験というものに関わるうえでよく聞く言葉が、
という言葉です。
度々このブログでも触れていますが、
「夏は受験の天王山」と言って、夏休みに頑張るほど受験に合格する確率は高くなるといわれています。
そもそも「夏休みに勉強を頑張るから受験に合格できる」というのはなぜなのでしょうか?
これは大きな誤解があるのですが、別に「夏休みに遊ばずにたくさん勉強できた人エライね!!」なんて軽いものじゃありません。
真に気づくべきで、受験生たちに伝えるべきポイントは、
「ただダラダラと過ごすことなく、自分なりに考えて時間を使うことができた」という点がエラいのです。
今まで友達と遊んでばっかりだったけど、遊ぶ時間を30分勉強にまわした。
普段よりも塾や学校の課外に残る時間を増やした。
結果として将来のために「勉強時間を増やした」という結果につながります。
さて、受験生の皆さんはどうでしたか?
「受験生」として「夏」をうまくコントロールできましたか?
それとも、「中学校3年生」「高校3年生」のまま、「夏」に振り回されましたか?
与えられた時間の使い方が、皆さんの明暗を分けることになります。
自分の胸に手を当てて、改めてこの残り期間の勉強の仕方を考えてみましょう。
ところで、勉強への取り組みに関わらず、この秋に通っておく必要のある勉強があります。
それが「過去問チャレンジ」です!
皆さんのイメージだと、過去問は「勉強してきたものの総仕上げ」という感覚でしょうか。
それに加えて過去問は、「自分の身についているものと身についていないものを振り分ける最高の問題集」であるともいえます。
夏休みにしっかり基礎基本を固めたら、今度は「何は理解出来ていて、何が理解不足なのか」を知る必要があります。
そうでなければ、この先の勉強がただ闇雲に数をこなす「疲れる」勉強になってしまうからです。
勉強の1段階目は「知識の掘り起こし」、これは夏に行うものでした。
そして今から迎える第2段階目は「反芻」です。これで「ただの暗記」をしていたのか、「理解する勉強」をしていたのかが分かります。
そのあとは、もう一度「反復」にうつります。「暗記」をしてしまったところを「理解」する時間を設けます。
これを12月まで行って、「理解の穴」を埋めていきましょう。
しっかりと理解の穴を埋めることが出来れば、
あとは様々な年度、地域の問題を行って総仕上げです。
このもっとも難易度の高く、適当になってしまう過程を丁寧にやることができれば、
合格まではあと一息です!
皆さんが効率的に勉強をできることを祈っています!