北上校のブログ
2020/09/15
多くの部活動で今週末に新人戦が控えてますね。
今が新人戦前の部活動延長期間、
また帰りが遅くなったり朝が早かったり、生活リズムが乱れがちです。
それにもうすぐテスト範囲が出てくるということは、
提出するワークの範囲も明らかになりますよね。
いちばんテスト勉強に追い込みをかけたいタイミングで新人戦がありますから、
せめて今日から少しでも机に向かって、
「未来の自分への貯金」をしておきたいですね。
ところで、勉強は習慣つくりが大切と何回か私も話しているのですが、
ぶっちゃけ「習慣」ってどうやってできるんでしょう?
映画やドラマでもありませんか?保護者様世代ですと、「ロッキー」シリーズなんかを思い浮かべてもらえるといいかもしれません。
様々な物語で出てくる「主人公が長期間訓練や練習を積んで、最終的に目標をつかみ取るシーン」。
あれってものすごくもどかしい気分になりませんか?
もちろん「主人公が努力して目標を達成する爽快感」を味わえるのはいいんですが、
一方で「どうやってその努力を継続できたのか」って地味だけどものすごく大事なシーンになると思うんですよね。
この「どうやって習慣にしていったか」が描かれないのにはきっと理由があって、
誰もどうやって行動が習慣になったのかうまく伝えられないからというのもあると思うんですね。
・・・まぁ、この部分がシーンとして地味で面白くないからというのも分かるのですが。
少し話が脱線してしまいましたが、
行動を習慣にしていくには、大きく2つの方法があると考えられます。
①習慣にしたいことは、なるべく短い時間で終わるようなものにしておく。(長期的習慣化)
②目標を設定し、その習慣の終わりを明確にしておく。(短期的習慣化)
①は勉強や筋トレのようなものに当てはまります。
ここが最初の誤解で、習慣が長くなるのは「長くやっても苦しくない」からです。
慣れないことを長くやるのは誰でも最初は苦しいのです。
ですから勉強や筋トレなど毎日やりたい、やらせたいと思うことほど、短い時間からスタートさせるようにしておきましょう。
例えば、「1日5分英単語をノートに書く」「1日5分計算問題を取り組む」「1日10分リングフィットアドベンチャーに触れる」とか。
②はよく漫画とかである「夏に水着が似合うようにダイエットしよう!」みたいなやつです。
こちらは①に比べて終わる期間が決まってますから、必然的にやる内容は多くなりますし、
時間も多く取る必要が出てきます。
「2月までに~点にしたいから勉強しよう!」は、少し②によってきますね。
こうなるとやることは「1日30分過去問に取り組む」「5教科の問題を2時間はやる」「リングフィットアドベンチャーでフィットネスを2セットやる」とか。
②は終わりが見えるからエネルギーをなんとか割こうと頭も体も頑張りますが、
あくまで目標のためだけです。
それが過ぎてしまえば、努力をする前に逆戻り、つまるところ「リバウンド」を起こしやすいのでご注意を。
時間や目標を明確にして取り組むというのが、習慣つくりの大きな柱になります。
ただし、人とはとてもめんどくさい生き物で、「誰かに認められないとやりたくない」という意識が必ず根っこに存在しています。
ですからとくに子供たちに「習慣」を望むならば、保護者の皆様がやることは、
「習慣に繋がる行動が出来たら子供をしっかり労い、褒める」ということ。
結局、最後は人が人を変えるもの。
「変われ!」というなら、子供が「変わりたい!」と思う環境づくりを忘れないようにしましょうね。