北上校のブログ
2020/10/13
2学期中間テストの成績上昇者はまだまだたくさん増えてます!
初めて400点を超えた!と嬉しそうに報告してくれた生徒。
難しいテストだったのに、本当によく頑張りました!
江釣子中の生徒は普段あんまりしゃべらないとっても無口な男子生徒。
「テストの点数どうだった!?」と尋ねても「・・・前より良くないかも」と自信なさげ。
でも1つ1つの点数を洗い出してみればとんでもない!!
前回から合計で60点近く上昇!
その中でも特に頑張ったのが英語でした。
「しっかり伸びてるじゃん!!全然悪くなってないよ!!」
そう話しかければ、「・・・あぁ、俺前より出来てるんだ」と少し顔をほころばせていました。
こうした「できる」と思える変化に気づいてあげることも、塾に通う一つの意味なのかもしれませんね。
ところで、その生徒が唯一点数の下がってしまった科目が生徒でした。
既に点数が前より上がっていたことによほど安堵したのでしょう。
「いや俺結構数学は頑張ったと思うんですよ!」
としっかり主張もしてくれています。
そんなテストは前回から確かに5点だけさがっています。
でも、ここでポイント。
「今回の平均点って前回のテストよりすごく低くなってたんじゃない?」
そう聞くと生徒は記憶を探りながら、「・・・確か20点くらい平均点が下がってたと思う」
それなら、確かにこの生徒は数学でも「相対的に点数が上がっている」と言えます。
2つのテストを見比べてみると、より分かりやすくなるかもしれません。
①1学期のテスト
数学の点数 70点 平均点 75点
②2学期のテスト
数学の点数 65点 平均点 55点
確かに点数を見るだけならただ下がっているようにしか見えませんが、
ここに全体の平均点を出すとどうでしょう?
前回は学年の平均を下回っていましたが、
今回のテストでは平均よりも10点も上にいます。
数学で見るなら恐らくこの生徒の順位は相当上がっていることになります。
ただ点数を見ていては、子供の実力が伸びているのか落ちているのかを知ることはできません。
正しい目で判断しなければ、子供のやる気をいたずらに削いでしまうことに繋がりかねないのです。
そろそろお家にも今回の順位や平均点が届いているころでしょう。
お子さんの点数だけ見て、うっかり怒ったりしてませんか?
ぜひ今までよりも少し細かく、お子さんの成績を見てあげて、
子どもの「できる」を育ててみてくださいね。