北上校のブログ
2024/07/23
ナビ個別指導学院 北上校です。
夏休みが始まりましたね!生徒たちも心なしか表情が緩めで私も表情緩んじゃいます
さて、話は変わりますが面談をしていると「暗記が苦手」「覚えるのが苦手」といった子がとても多かったです。
正直、そういった子はいないわけがないと思っているので当たり前と言えば当たり前ではあります。
ただ、だからといって「じゃいっか!」となってはいけません。勉強をする上でこれは避けては通れない道なので
今回はそのコツを話していきます。
①アウトプットを重視
暗記した内容を記憶として定着させるにはアウトプットが重要です。ここでいうアウトプットとは、勉強において実際に問題を解いたり、書き出したりすることを指します。
アウトプットをするためにはその内容を思い出すことが必要ですが、この思い出す行為が知識の定着に効果的です。
また、脳に記憶される情報はその情報を使う頻度が多いほど優先度がアップしますので、テスト等で繰り返し取り組んでいきましょう。
②繰り返し復習
脳には忘却機能があるため、一定量を超えると覚えた内容を忘れてしまうものです。以前のブログでお話ししましたエビングハウスの忘却曲線がまさにこのことです。
そのため、繰り返し復習をして記憶し直すことで、以前記憶した知識が掘り起こされ、知識として根付きます。
また、記憶をつかさどる海馬は情報を1カ月かけて整理するといわれています。この期間に、必要な情報の取捨選択も行われるので、期間内に何度も復習することが記憶の定着につながります。
脳が一度に記憶できる量は決まっているので、忘れてしまっても毎日コツコツ覚え続けることが重要です。
③原理や成り立ちを理解する
単語や公式をなかなか覚えられず挫折する人は、内容を理解せず、いわゆる丸暗記や語呂合わせなどの力技で覚えようとすることが多いです。
人間の脳は名前だけを覚えることは難しく、原理や成り立ちを理解することではじめて知識として定着します。そのため、なかなか覚えられない単語や公式は、丸暗記や無理な語呂合わせをしようとせずに、人に説明できるくらいまで内容を理解することを心がけましょう。
単語なら意味とセットで、公式や漢字は成り立ちから調べて暗記をすると効果的です。
④五感を使って覚える
座って教科書を眺めたり、ノートに書いたりするだけが暗記ではありません。視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感をフル活用するのがポイントです。
例えば覚えたい単語は声に出す、体を動かしながら暗記するなど、五感を駆使することで脳に記憶が定着しやすくなります。年号を語呂合わせにして歌う、歩きながら過去問を解くなど、自分のやりやすい方法を試してみましょう。
⑤少しずつ区切って覚える
あれもこれもと詰め込もうとして情報量が多くなると、暗記の質は低下してしまいます。一度に記憶できる量には限界があり、「全てを覚えなければならない」とプレッシャーがかかると、学習意欲の低下にもつながりかねません。
効率よく覚えるポイントは、覚える範囲を区切って少しずつ暗記することです。「今日は〇ページまで」「模試で間違えた単語・用語だけ」など、1回の暗記量を最小限に抑えると記憶として残りやすくなります。
⑥寝る前に覚える
就寝前の1~2時間は記憶のゴールデンアワーといわれています。なぜなら、眠っている間に脳内で覚えた知識が整理され、記憶として定着されるためです。
これは「睡眠レミニセンス現象」といわれ、睡眠によって記憶が強固になるという実験結果も多く報告されています。
つまり、眠る直前に覚えたものほど記憶に残りやすいので、寝る前には暗記項目を中心とした学習を習慣づけましょう。
いかがでしょうか?これらを参考に夏休みの時間をうまく使って少しずつ覚えていきましょう!!