北上校のブログ
2024/08/09
ナビ個別指導学院 北上校です。
夏休みの勉強を頑張っているであろう小中高生の皆さん!
勉強はかどっているでしょうか??
突然ですが!!
皆さんは今、ご自身が勉強している部屋の温度や湿度についてきちんと把握していますか?
高校生や受験生の皆さんが、より効率的に学習を進めるために、今回は勉強に適した環境づくりについてお伝えしたいと思います。
部屋は暑すぎても寒すぎても、
作業の効率と集中力が下がってしまうということが
様々な実験データにより明らかになっています。
【最適な気温】
まず最適な気温は教室等の環境について『17℃以上、28℃以下であることが望ましい』とされています。
性別や年齢、体質によって、温度の感じ方には個人差がありますので、
まずはこの温度を基準にして、自分に合う室温を見つけると良いでしょう。
また、行う学習内容によっても最適な温度は異なります。
研究によると、脳の回転や作業スピードが必要とされる作業を行う際は、室温を低めにした方が作業効率がアップするそうです。
数学の計算問題や英単語の暗記など、基礎的な問題や反復学習に取り組むときは、部屋の温度を低めに設定してみましょう。
一方、思考力を必要とする作業を行う際は、比較的暖かい室温が適しているそうです。
長文読解や記述問題に取り組むときは、部屋の温度を高めに設定してみましょう。
集中力をしっかり保ち、勉強の効率をアップさせるために、ご自身の体質や学習内容に合わせて室温を調整しましょう!
【最適な湿度】
勉強部屋の温度は季節に合わせて調整しているけれど、湿度についてはあまり把握していない...という人が多いかもしれません。
しかし、部屋の湿度も調整を怠ると、勉強の効率が下がってしまうおそれがあります。
文部科学省の学校環境衛生基準を確認すると、最適な湿度は
『30%以上、80%以下であることが望ましい』とされています。
お住まいの地域や季節によって快適な湿度は異なりますが、まずはこの数値を基準に考えるのが良いでしょう。
湿度の調整をする上で、最も注意したいのが体調への影響です。
高湿度の環境下では、汗が蒸発しにくくなります。
そして、汗が蒸発しにくくなると、体内で作られた熱を外に逃がすことができなくなり、体の中に熱がこもりやすくなるのです。
発汗による体温調節が上手にできないと、夏場は熱中症を引き起こすおそれがあります。
梅雨や夏場などの湿度の高い時期は室温だけでなく湿度も確認して、快適な環境を保つように心がけましょう。
湿度が低いときは、空気の乾燥による肌のかゆみなどの皮膚トラブルや、ドライアイに注意しましょう。
また、感染症対策にも注意が必要です。
受験生の大敵である、風邪やインフルエンザのウィルスは、湿度が40%以下の環境で活発化するとされています。
気温が低くなる冬場は低湿度になりやすい時期ですので、受験本番を万全の体調で迎えるためにも、勉強部屋の湿度が低くなりすぎないように心がけましょう。
高校生や受験生の皆さんが集中力を保って勉強するためには、体調管理の徹底が重要になります。
勉強部屋の温度だけではなく、湿度にも気配りをして、体調を崩さないように注意しましょう!
いかがだったでしょうか?
勉強をする上で「環境」というのはかなり大きな要因となります。
夏だけでなく今後の勉強環境を整えるうえでも役立つので
ぜひ、参考にしてみてください!!