国分寺校のブログ
2022/01/12
国分寺町近隣の皆様、こんにちは、個別指導塾『ナビ個別指導学院国分寺校』です!
今週末には大学入試の関門、『大学入学共通テスト』があるわけですが、昨日本年度入試において文科相から新たな発表がありました。
内容は
『新型コロナウイルスに感染して大学入学共通テストを受けられなかった受験生の救済策として、国公立大の2次試験のみで合否判定するよう、各大学に要請する』
というものです。
「受験生に安心を」
という文科相の意見もわかるのですが如何せん発表の時期が遅すぎます・・・。
これは混乱しない方がおかしいです・・・。
ちなみにこの対策にどんな問題が挙がっているのかを解説しますね。
①公平に判定できるのか?
基本的に国公立大は『共通テスト+二次試験の合計点数』、もしくは『共通テストの基準ラインを超えている人の中での二次試験の点数』で合否を決めます。
国公立大はどこも基礎学力があることを前提としていますので、共通テストでそこの確認を取ります。なのでほとんど受験科目数は5教科7~8科目です。
しかし二次試験は科目数が極端に減ります。(その分ハイレベル)場合によっては面接のみの学校もあるくらいです。
例えば、工学部を目指しているA君。工学部を目指しているだけあって二次試験の数学と理科は大の得意です。しかし、国語と英語はいつも悲惨な結果。
もしこれで共通テストを受けなくて良いとなった場合、かなり有利になるのではないでしょうか?
②各大学は対応が間に合うか?
対応できる大学とできない大学ができてしまった場合、受験機会の損失に繋がることも懸念されます。
第一志望は対応できてなくて、自動的に第2希望を選択せざる負えなくなったなどが考えられますね。
『国公立大』とのお達しですが、私立大にも共通テスト利用の学校はありますし、その一部からは
「今の時期からは対応が難しい」
との声も出ているようです。
一応この策は、感染、もしくは濃厚接触者で隔離されて本試験・追試験を受けられなかった方のみになるのでもちろん『診断書』など正規の手続きを踏まねばなりません。
だから『誰でも共通テストを受けなくてもよい』とか、『入試の抜け道だ!』ということではないのでそこは勘違いされないようにご注意くださいね。
個人的に一番思うことは『受験生がかわいそう』なんですよね・・・。
「もしかしたらこの策のせいで自分の枠が一つ消えるのではないか?」
「こっちは8科目頑張ったのに、二次だけで受かるとかずる過ぎる・・・。」
「今からコロナにかかった方が有利じゃないか!?」
などいらない不安や怒りを覚えている受験生も少なからずいるのではないでしょうか?
実は昨日帰ってからこのニュースのネットのコメントを見ていると上記のような内容が多かったですね。
おそらく受験生であろうコメントもちらほら(勉強しろ!というのは一旦置いておいて・・・)。
とにもかくにも残り3日です!
ラストスパート頑張りましょうね!!
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