高校卒業は立派な資格！！

皆さん先日の8/3(木)・8/4(金)に何があったかご存じでしょうか？

意外と知られていないのですが、文科相が行っている『高等学校卒業程度認定試験』が行われました！

昔は大学入学資格検定、『大検』と呼ばれたものですね！

簡単にどんなものかというと、

事情があって高校に通わなかった、通えなかった人を対象に高校卒業と同程度の資格を得るためにチャレンジする試験になります。

実は私の知人で今回この資格を受けに行った方がいるので話を聞いたのですが、いろいろと考えさせられることがあったので今回は少しお話しさせていただきます。

今回が初受験だったそうなのですが、思った以上に受験生は多く(その中でも数学は特に多かったとのこと)、試験会場には10代～年配の方まで男女問わず本当に様々な年代の方がいらっしゃったようです。

過去問を取り寄せたり独学で勉強したり、自分なりにかなり努力したとのことですが、年々問題が難しくなっており、今年の問題は数年分の過去問で聞かれたタイプとは違う問題が多々出て混乱したと話してくれました。

問題の難易度も学習指導要領の変更に合わせてだいぶ変わっているようですね。

ちなみにこの方が受験決意したきっかけは、高校時代にいじめに遭い、高校を続けられなくなり、学歴などいらない！と開き直ってとりあえず仕事には就いたものの、なかなか思ってような仕事でなく、転職しようとしても履歴書に『高校中退』の文字を見た途端、学歴不問と言っていた企業でもあからさまに態度が悪くなるという経験をして学歴はある程度必要！と考え方が変わったからとのことでした。

『学歴はいらない』・『多様性の時代』とは言われていますが、まだまだすべてに浸透しているわけでもないのが現状です。

その方の言った

「あの時辛さに耐えてでも辞めなければ良かったかもしれない。大人になってからでは本当に勉強するのも大変。高校で勉強できること、卒業の資格を持っていることは当たり前じゃない。」

はすごく突き刺さりました。

ナビで頑張って勉強している生徒を一人でも志望校へ、そして高校を無事に卒業させて目標の進路まで導いてあげなければ！と改めて考える良い機会を頂けたと思います！