十川校のブログ
2022/08/03
高松市の皆さんこんにちは!
ナビ個別指導学院十川校です。
今回のブログでは、
香川県における公立高校の一般選抜について
その仕組みを簡単に紹介していきます。
まず大前提として入試の日程の確認です。
2023年度、令和5年度の入学へ向けての一般選抜は
2023年(令和5年)の3月7日,8日
に実施されます。
のこり、216日となっています。
合格発表は
2023年(令和5年)の3月16日
となっていて、基本的には各高校で発表があります。
ここからは選抜の基準について紹介していきます。
選抜に当たって必要なのは、
「学力検査点」と「調査書点」の2つです。
☆学力検査点
国語・数学・英語・理科・社会の
5教科の学力テストの点数のことです。
各教科50分のテストで満点は50点。
5教科合計250点満点です。
普段の学校のテストは100点満点が多いと思います。
この違いは忘れないようにしましょう。
出題範囲は中学3年間全てからとなっていて、
多少の傾向はありますが、
全教科万遍なく出題されます。
☆調査書点
通知表の5段階評価の数字をもとに算出されます。
香川県は1年生の成績から全て高校に送られます。
1年45点、2年45点、3年130点の合計220点満点です。
1,2年生の成績はそのままの点数で、
9教科をそれぞれ5段階で、評価するので
最大45点となります。
ただし、3年生の成績には重みづけがあり、
5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の成績は2倍
実技4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)は4倍
され、最大130点となります。
1,2年で最大合計90点なので、3年生の成績が
半分以上を占めていることになります。
特に3年生の実技教科に至っては
4教科×5段階×4で80点満点と、
1,2年の成績全てに匹敵するほど重要です。
これは、学力検査で評価されるのが
国語・数学・英語・理科・社会の5教科の為
評価が偏りすぎないようにするための措置となります。
テストのある5教科ばかりに気をかけすぎて、
実技4教科がおろそかにならないよう注意しましょう。
ここからは、これらの点数を使った合否の判定方法を
紹介していきます。
まず、「学力検査点」と「調査書点」の得点に応じて
1~5の5段階に区分けされます。
各校の募集人数に対して
点数が上位から順番に並べていき
以下の表のように割り振られます。
数字だけだとイメージしずらいので
分かりやすく、100人が受験した時の
順位で表すと以下のようになります。
1位 ~ 7位 ➡ 5
8位 ~ 31位 ➡ 4
32位~69位 ➡ 3
70位~93位 ➡ 2
94位~100位 ➡ 1
というように、「学力検査点」と「調査書点」
それぞれで、5段階の評価がされます。
その数字をもとに相関表を作成します。
相関表は以下のようなもので、
この相関表のどの部分になるかで合否を判定します。
実際にどこまでを合格にしているかは公表されているわけではないので
あくまで予想にはなりますが、
相関図で黄色部分に入った生徒をまず合格、
残りは定員に合わせて、水色部分から、
相関図の数字以外の部分を評価して合否が決まります。
判断の基準としては、
学習の記録以外の通知表に記載された内容
つまり、部活動や生徒会活動等の実績及び
面接の結果などを考慮して判断されていると
考えられます。
これらのことから、「学力検査点」と「調査書点」
のどちらか1つだけで合格を目指すのは難しく、
両方とも万遍なく点数を取るだけでなく、
勉強以外での活動でも実績を残しておけると
合格には有利に働きます。
このように、香川県の入試形態では3年間の学校生活全体を通して
実技教科や部活動等、5教科の勉強以外についてもどれだけ
真摯に取り組んできたのかを評価されます。
中学校に入ってからは、そのことを踏まえて
努力を怠らないようにしましょう。
受験生に必要なのは、今の自分に足りないのはどの部分であるかの分析と
3年生でどこまで巻き返せるかの計画です。
ナビでは、個別に3者面談を行い、生徒1人1人にあったオリジナルの
受験プログラムを実施しています。
効率よく勉強して、一緒に合格をつかみ取りましょう!!