隼人校のブログ
2024/04/24
一学期がスタートして自習室を利用する中学3年生が
少しずつ増えてきました。
そんな受験生を見ていて気になり、改善して欲しいことを
アドバイスしたいと思います。
「結構な時間をかけて勉強しているのに、
本番でなかなか覚えたことが出てこないっ!」
という経験をテストの時にしたことありませんか?
勉強する時に教科書を読んで覚えていたり、自力で解いた後に
分からなかった問題を答えを見て満足してしまう生徒がいます。
理科や社会を勉強する時に、
「暗記する」ことが勉強となってしまいます。
教科書の太字を"覚える"、英単語を見て"覚える"など。
「暗記する」ことは勉強の中で大変重要ですが、
暗記しただけでは点数はなかなか伸びません。
勉強は、覚えたことを使うことで初めて身に付きます。
覚えてはいるのに実際にやってみるとできないこともあります。
例えば車の運転はアクセルで進む、ブレーキで止まる、
ハンドルで動かすというのは誰もが知っています。
しかし、中学生に「運転してみなさい。」と言われても
すぐには運転できないと思います。(やったらだめですよ!!)
これと同じように「覚えた!」だけでなく
問題を解いて「解けた!」となることで、勉強したことが
定着に繋がる訳です。
学校の先生が教科書を見ずに教えることが出来るのは、
毎年同じ内容を繰り返し生徒に教えているからです。
自分の名前や住所も忘れないのは、繰り返し何度も何度も
使っているからですね。
つまり、今までやってきた問題を暗記するだけでは
すぐに忘れてしまいます。覚えた後にもう一度問題を解いて、
実際に使えるかどうか確認することが大事です。
答えや教科書を見たら、すぐに同じ問題を解いてみる!
解けたら翌日、もう1回!そして、テスト前にももう1回!
「解けた!」を増やす練習をしていきましょう。