ノートをとても綺麗にまとめている生徒さんも多いですが、残念ながらその労力が必ずしも点数に繋がっていない場合もあります。テスト勉強の目的は「ノートをきれいにまとめること」ではなく、「テストで良い点数を取ること」です。つまり、どうすれば点数が上がるかを考えてノートを活用することが大切です。
この記事では、見た目だけではなく、実際にテストの点数アップに役立つノートの取り方と活用方法をご紹介します!
1. ノートにまとめる「目的」をはっきりさせよう
ノートを取るとき、次のような理由になっていませんか?
- 提出用として見栄えを良くするため
- 勉強した気分になるため
- 他人に見せるため
これでは「点数を取る」という目的から遠ざかってしまいます。
ノートにまとめるべきは、実際にテストに役立つ内容です。これから紹介する方法を意識して、勉強を「結果に繋げる」ノート作りに変えていきましょう。
2. 点数アップに繋がるノート活用法
① 覚えるべき公式や暗記項目をまとめる
テストで必要になる公式や重要な用語などをノートにまとめましょう。覚えるべきことを明確にしておくことで、テスト直前の見直しがスムーズになります。
② 間違えた問題の解法をまとめる
特に間違えた問題はしっかり解き直し、その解法をノートに書き留めておきます。「なぜ間違えたのか?」を分析し、次に同じミスをしないためのポイントを残しておきましょう。
3. 社会科の勉強法を例にした効果的なノート活用
例えば社会科の勉強をしているとき、特に太字で示されている重要な用語の暗記が必要です。以下の手順で覚えることをすすめていきましょう。
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覚えていない太字・重要語句のみ書き出す
書き出した後、暗唱テストを行います。10回繰り返して記憶に定着させ、覚えた語句はチェックをつけるか消していきましょう。
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翌日も同じ作業を繰り返す
覚えていない語句だけを書き出し、再度テスト。間違えた語句を徐々に減らしていく作業を繰り返します。
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3日間繰り返しても覚えられない語句に絞って再チャレンジ
どうしても覚えられないものだけをノートに書き出し、集中して暗記することで、苦手を減らしていきます。
このように、覚えたい項目を厳選してノートにまとめることで、勉強効率が上がり、テストに向けた実践的な対策が可能になります。
4. 「見直しと反復」に絞ったノート作りで時間を有効活用
ノートは見返すためのツールです。すべての内容をきれいにまとめるのではなく、何度も見直して覚えるべき項目だけをノートに残すようにしましょう。ノートが「見直し用」になっていれば、テスト前に重要事項を効率よく確認できます。
中学1年生に向けたアドバイス:1学期の反省を活かして2学期に挑もう!
中学1年生の皆さん、1学期のテストで「小学校の時とは違う...」と戸惑いを感じたかもしれませんね。2学期には期末テストが控え、内容も少しずつ難しくなります。3学期の学年末テストに備えても、1学期の勉強方法を見直して次に活かしていきましょう。
ノートを効果的に活用することで、テスト対策をしっかり行い、成績アップを目指しましょう!
必要以上にきれいなノート作りは、時間と労力を浪費しがちです。見た目にとらわれず、結果につながる実践的なノート作りを心がけましょう。