伊敷校のブログ
2022/10/13
学校の授業と聞くと皆さん想像するのが、
「先生が黒板の前で皆に一斉に話をして、板書を取る」
というスタイルだと思います。
これは明治時代から多少の変化は合ってもほとんど変わっていません。
ただここにきてこのスタイルが少しずつ変わってきているようです。
きっかけはGIGAスクール構想という改革に伴ってタブレット等の端末が一人一台支給される環境が整ってきたことです。
端末が一人一台あることで今まで実施が困難だった、
「それぞれの進捗に合わせて必要なことを進めていく」ということがやり易くなりました。
参考までに1つの授業例を挙げます。
まず生徒全員がめあてを書き込みます。
そして自分が選んだ座席で勉強を開始します。
数名が集まり私立中学校の入試問題に取り組む生徒たちがいれば、
かけ算を九九までさかのぼって勉強している生徒もいます。
そして先生は教室内をずっと巡回しながらフォローや進捗の確認をします。
このような学習方法を「自由進度学習」と言います。
もちろん今すぐにどの学校も一律でこのような学習方法に切り替わるわけではありません。
自分でやることを決められない場合どうするか?や統一してテストを実施する場合に、
そこまで学習を進められない生徒が出てくるのではないか?
こういった課題の対処も必要になってきます。
ただ端末が行きわたったことで実施される可能性は一気に高まっています。
そうなった時のために自分でやることを決める自主性であったり、計画性を育てていく必要があります。
心配なことがありましたら相談ください。