花言葉

花言葉という文化は、日本だけにとどまらず、多くの国、多くの花に関して古くから存在し、親しまれています。

ですが、この花言葉が変化するケースがあったことはご存知でしょうか？

花言葉が変化したものの一つに「青の薔薇」が挙げられます。


この青い薔薇、かつては実現不可能といわれていました。というのも、薔薇には青色の色素が存在しないのです。

薔薇から赤色の色素を抜いて狙った色に近付けていく...という手法が取られていたのですが、近付ける目標である青色の色素も、青色を生み出すために必要な遺伝子すらも存在しないことが判明したのです。

ゆえに、自然交配で青色の薔薇を作り上げるのは不可能...と、言われていたのです。実際に今も研究されている自然の青薔薇は、見た目上は青というよりは薄い紫や藤色に近いものが殆どです。

こういった点から、青い薔薇の花言葉はかつては「不可能」「存在しないもの」...等といったものでした。


時が経て2004年。日本とオーストラリアの植物工学企業の共同研究開発により、遺伝子組み換えによって青い薔薇が実現、発表されました。

これを受けて、青薔薇に新しく別の言葉が花言葉としてあてられることになります。

「奇跡」「神の祝福」「夢かなう」...と。

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