城西校のブログ
2024/06/12
勉強の悩みの中によくあるのが「文章問題が解けない」というものです。
最近では「読解力」や「自分の考えを文章化する力」を求める割合が増えてきているため、
教科を問わずにこの悩みは出てきています。
そこで勘違いしがちなのが「国語が出来れば他の教科の文章問題も解ける」ということです。
「国語が出来るのになんで算数の文章問題は出来ないのか?」や
「算数の文章問題はできるのに国語は何で出来ないのか?」といったお悩みもよく耳にします。
「読解力」という点ではどの教科も同じかもしれません。
ただ必要な知識や理解するためのアプローチが違います。
例えば国語の文章問題と算数の文章問題ではどう違うか?
国語→問われていることを長文の中から探す
算数→問われていることに対する知識を頭の中から引き出す
それぞれこんなイメージです。
国語では知識が必要な問題はあまりありません。
質問されている答えを探す問題がほとんどです。
逆に算数は答えを解くために「知識」が必要です。
例えば公式であったり計算ルールといったものです。
また算数の場合は問題を図式化して分かり易くする必要のある問題も出てきます。
こういったことから同じ文章題でも性質が変わってきます。
国語の場合はまず何よりも「何を聞かれているか?」を理解することが重要です。
どうしても分からない時に長文の方を読んでしまいがちですが余計混乱します。
算数の場合は「この問題は何の知識を問われている問題か?」を考えて問題に取り組むことが大事です。
どちらの場合も分からなかったり間違えてもOKです!
大事なことは上に挙げたそれぞれのポイントを押さえられるかです。
「ただ何となく答えを写して終わり」これが一番無駄につながってしまうので要注意です!