谷山校のブログ
2023/07/14
時々生徒から「勉強ってなんでしないといけないの?」
と聞かれることがあります。
例えば理科の元素記号をたくさん覚えても、
それを使う仕事でなければ一生使う機会はありません。
歴史の年号を覚えても、社会に出れば何の役にも立ちません。
では、なぜ子どもたちは勉強をする必要があるのでしょうか?
私はそういう時に「人生をよりよく過ごすため」と答えています。
子どもたちが社会に出た時、いろんな選択を迫られます。
そして、世の中は当然良い人ばかりではありません。
選択を迫られた時に、先を見据えた選択をすることが大事です。
それが出来るためには、自分の脳を鍛えなければいけません。
これは若い時ほど鍛えやすく、そして鍛えれば鍛えるほど
多くの情報を処理できるようになります。
だから、若い時に鍛える手段として勉強があるのだと思います。
人間が生きていくために必要な思考力、判断力、洞察力を鍛えるため
子どもたちは様々な教科を勉強をします。
もちろん勉強の中には、そのまま人生に役立つ教科もあります。
分からない、覚えられないことを、五感をフルに使って
覚えるという勉強が、人間としての成長につながると思います。
子どもの評価はテストの点数だけではありません。
答えに行きつくまでの過程こそが重要です。
しないから出来ない、出来ないからしない、ではなく、
やれば出来るという成功体験をたくさん積んでほしいです。