谷山校のブログ
2024/05/16
算数や数学で「ケアレスミスが多くテストでいい点がとれない」という悩みをよく聞きます。
しかし、ミスにはいろいろな種類があります。
今回はどんなミスが頻発しやすいのか、またそれらのミスにどのように対処すればよいのかについてご紹介します。
計算ミスをしている子どもたちの答案を見ると、自分の書いた字を見誤り計算ミスをしてしまっている例が多くあります。
特に「6」と「0」は注意が必要です。
本人は「6」と書いたつもりが「0」に見えてしまい、その後の計算を間違えてしまうというのはよくあることです。
自分の書いた字を見誤ることによるミスを減らすためには、ふだんから数字や文字を丁寧に書く習慣がとても重要になります。
「6」と「0」以外にも、「7」と「9」、「4」と「9」も見誤りやすい数です。
中学校ではさらに文字が加わりますので、注意して書く習慣を身に付けましょう。
また、計算ミスを防ぐためには途中の計算式の確認が非常に重要です。
答えが出せても計算過程でミスをしている可能性があるため、計算式を順番に確認していく習慣を身に付けさせる必要があります。
子どもたちにとって、自分で書いた計算式の誤りを見つけるのは簡単なことではありません。
人間誰しも自分の書いた計算式が正しいと思い込んでしまうものです。
そのため、自分の書いた式の誤りに気付けないことが多くあります。
そこで、まずは保護者の方と一緒に計算式を確認し、子どもだけでの見直しでは誤りの見落としがあるということを気付かせましょう。
一緒に確認することを繰り返すことで、見直しについて理解できるようになり、少しずつ子どもだけでも見直しができるようになります。
そして、計算式に誤りがある可能性を認識したうえで計算式の確認を行うので、ミスに気付けるようになります。
日々の学習の中で、今より少しだけ時間をかけて宿題やドリルの見直しをしてみてください。
継続することで習慣になり、今後の算数・数学のケアレスミス防止に必ず役立ちます。
また、計算ミスを予防するために、計算を繰り返し練習することも効果的です。
しかし、計算練習を苦痛に感じる子どももいます。
お子さまが前向きな気持ちで計算練習に取り組めるようにするために、出来るようになったことはたくさん褒めてあげて下さい