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◆◆公立高校入試まであと「104日」◆◆

中学3年生は内申確定前最後のテストがもう目の前。

1・2年生も次の定期テストまであと1か月を切り、

日々自習室はテスト勉強とワークを進める生徒たちで

とてもにぎわっています。

そんな中、ある一人のAくんという生徒から

「勉強しろって言われても、もうやることが無いよ」

と泣きつかれました。

彼が言うには、もう学校のワークも終わったし、

学校の教科書や塾のテキストもやり切ってしまったから

もうこれ以上解く問題がなくなってしまった...！

と言うのです。

彼だけではなくもちろん、

同じ悩みを抱える人はたくさんいるのではないでしょうか。

でも、そこでちょっと立ち止まって考えてみてください。

本当に解く問題が無くなってしまったんでしょうか？

Aくんに「基本の単元はもうやらなくてもいいの？」

と聞くと、

「いや、もうそこはわかってるからいい！」

と帰ってきました。

オッとこれは...と思い

ためしにその単元のプリントを解かせてみたところ...

「あ、あれ？ミスめっちゃ多い...」

と生徒もびっくり。

実は、基礎の部分だからと甘く見ていましたが

意外とみんなやり方を忘れてしまっていたりします。

勉強において一番やってはいけないことは

「わかったつもりになること」です。

例えば、学校や塾で教えてもらった問題は

教えてもらって理解が出来た。

それはとても大切なことです。

しかし、そこで解いた問題がそっくりそのまま定期テストに出るか？

というと、そんなことはありませんよね。

例えば、下の2つの文章を見てみてください。

①あるデパートでおもちゃとゲームを買いました。

定価通りだと両方合わせて4300円ですが、

おもちゃは10％引き、ゲームは20％引きになっているので、

代金は3620円でした。

おもちゃとゲームの値段はそれぞれ何円か求めなさい。

②ある中学校の昨年の生徒数は450人でした。

今年は昨年と比べ、男子が8％増え、女子は2％減ったので

全体では11人増えました。

昨年の男女の人数はそれぞれ何人か求めなさい。

この2つの問題、人によっては全然違う問題に見えるとおもいますが、

実は、ほぼまったく解き方が同じなんです。

仮にこの2つの片方だけ解き方を教えてもらったとして

テストの本番でもう一方の問題が出てきたら、

皆さんは解ける自信がありますか？

学校や塾でやった問題がわかったことで満足をしてしまうと、

いざ本番で「数字」や「条件」が変わったとたん、

「なんだこれ、知らないぞ...」と一気にパニックになってしまいます。

勉強はとにかく「量」をこなすことが大切です。

分かったつもりにならず、類題をたくさん解き

「どんな問題が出ても大丈夫！」

となって初めて「出来るようになった」と言えるでしょう。

すなわち、

「やることがもうないよ...！」

と思っているひとはもう一度テスト範囲を見返してみて

「わかったつもりになっていないかな？」

と振り返ってみてください。

そうして探してみると、じつはまだまだやることが

残っていると思いますよ！

教室長

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～「わかったつもり」の落とし穴～